新・地震の話 エネルギーと余震面積 | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

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さて話はこれから数学的になるが、お許しを願いたい。

  

  

・・・エネルギー E と M との・・関係式

 

logE=1.5M + 11.8  と

  

余震面積 A と M との間にある宇津君の関係式

 

logA=M + 6    ・・・思い出してほしい

  

  

・・・両方とも実際の資料から独立にきめられたものである。

 

 

・・・・私の考えをあてはめると、その一方から他方が出てくる。

 

つまり一つのことに結びついてしまう・・・。

   

  

・・・話・・簡単にするため・・

地震のエネルギーを蓄えている体積は、半径 r の形をしているとしよう。

  

 

  

・・・そのなかの物質がこわれる直前までギリギリいっぱいに

エネルギーを蓄えたとしよう。

  

その量は・・・・3000エルグとする。

  

‥全体のエネルギーEは

  

logE=log(4/3・πr3乗×3000)=1.5M + 11.8

   

・・・この式を少し変形すれば

  

logr=0.5M + 2.6

  

あるいは

logπr2乗=1.0M + 5.7

  

 

πr2乗は この球を地表面に投影した面積に他ならない。

  

もしも余震・・・・もとの地震のエネルギーを蓄えていた

 

体積の中だけにおこるものであるならば

 

このπr2乗 こそ余震の起こる面積Aに他ならない

   

  

logA=1.0M + 5.7    ということになる

  

これは宇津君の出した式

  

logA=M + 6

  

まさに一致している・・・

  

  

つまり、余震は、もとの地震のエネルギーを蓄えていた体積の中におこる

  

・・・・正当化される。

   

というよりは、逆に、こうなるのだから

 

余震はもとの地震エネルギーを蓄えていた体積のなかに

 

おこると考えざるをえない・・・・・・。