1、 ・・・・・各地域における地震のおこり方の関連性、
アイソスタシー均衡・・・・地震のときの地面変形のひろがり、
余震のおこる面積のさしわたし・・・考えて、
ひとつづきのひずみの範囲・・・・150キロメートル程度の上限がある
また、・・・・・・
地震のエネルギーにも 5×10の24乗エルグ程度の限界がある
そこで自然に考えられるのは
150キロメートル程度というひろがりに
地面がこわれるまで
ギリギリいっぱいにひずみのエネルギーがたまったとして
それが一挙に出てくると
Mが8.6という最大の地震になるのでは・・・・・。
・・・・正しいかどうかいろいろ計算をしてみなければ・・・・。
・・・計算には、…ひずみの計算
・・・それ以上ひずんだらこわれてしまうという割合が
わかっていなければならないが・・・
・・・だいたい1万分の1の程度・・・前に述べた
1キロメートルについて10センチメートルの割合のひずみ・・・
・・地面がたえられるひずみの上限である。
※この著書は 第一刷発行 1967年5月20日
坪井忠二 博士 は 寺田寅彦 博士の直弟子です