9、北伊豆地震・発光現象(藤村先生の話) | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

藤村郁雄先生の話は続く

         

   

「電報だから時間がはっきりしている  

そこで予知ができたということで気象庁では   

実際にそういうものが有るのかどうか

調べることにしたんですよ

          

まず気象庁の近くの本郷小学校に

アンケート用紙を配り  

家族でも知り合いでも良いから地震当日、

光を見た人は記入してくれと言って

渡したんです。

           

いつ、どこで、どの方角で、

どんな光で、色はどうだったか という内容です。

         

かなりの人が夜中でも見ていたんですよ。

       

しかし、

人によって色が違っていたりしているんですね。

          

気象庁の方でも、

そのアンケートの答えの時間に電車が通っていたか

電車のスパークですね。

       

雷があったか、

送電線の故障はなかったか調査して

  

確かに地震に際して光が出る

ということになったんですね。

           

そこで・・・」と言いながら

お嫁さんの出して下さったコーヒーを

私達に勧めながら

  

藤村先生もコーヒーにシュガーを入れようと

封を切ろうとするが     

なかなか切れない。   

話をしながらだから なお更切れない。

  

話を続けて

「気象庁の藤原さん(藤原咲平)と

寺田教授(寺田寅彦)  

が中心になって、

本当に地震によって  

光が出るかどうか実験と計算をしたんですね。

         

空にヘビサイド

というものがあるんです。      

電波を届かせるヘビサイド層というものがあるんです。

       

そこで地下のずれによるエネルギーにより

どのくらいの影響が有るか

計算してみたんです。

     

計算したら確かに光るという結論が出たんです。

  

  

 富士山