授業内容
1.社会的な自己紹介の秘訣について
2.内田百閒『件』について
3.グループディスカッション、「ユーモア感覚とは?」
自己紹介では、面接や社会的な場においての自己紹介について学びました。自らが伝えたい自己のエピソードの中に、相手との会話のとっかかりになるようなフックをちりばめたり、相手を笑わせられるような自己紹介をできるように考えました。実践的に自己紹介を行ったり、他の講座生の話を聞く中でそれぞれが自分に足りない要素を見つけられたと思います。
また自己紹介の中に必要な要素として学んだ相手を笑わせる、ユーモアのある自己紹介をするという点においては内田百閒の『件』をテキストにして、それぞれがどの場面、言葉がユーモアを感じられたかという議題でグループディスカッションを行いました。内田百閒は、よく名前の聞く人物ですが、実際に読んだことある人は少なく、ただのグループディスカッションのお題としてだけでなく、出版業界を目指すうえで新しい知見を深められました。グループディスカッションは、春にやった時よりもお互いに場数を踏んだからか、よりスムーズに行うことができたと個人的に思います。ただ、役割分担においてより話すことの出来る議長をやりたがる人がいないという点において出版コース全体としての積極性という課題が前面に出てしまったかなと思いました。しかしグループディスカッション終了後の反省会では各々の課題が見つかったようなので、これから始まる本格的な選考に向けて良い機会になったと思いました。