法政大学H.Pより転記




2012年11月16日

11月4日(日)、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された第8回出版甲子園の決勝大会において、文学部日文学科3年で自主マスコミ講座出版コースに所属する狐塚咲季さんがグランプリを獲得しました。狐塚さんは、アウトドアを趣味としオーガニック食材を好む女性向けに、女性らしいファッションで野菜を育て、収穫した食材を使った料理で女子会を開催することを提案する『農ガールが教える。カワイイ野菜作りの本』を企画。ターゲットの明確性と、派生するビジネス創出の可能性が評価され、全国218の企画の中から選ばれました。



法政大学自主マスコミ講座オフィシャルブログ

出版甲子園は学生が企画・運営し、全国の学生が本にしたいアイデアを競い合う、学生による学生のための出版選手権。プロの作家、大手出版社に所属する編集者、大手書店員を含む約1000人の審査を受け、入賞すれば書籍化されるとあって、年々参加者を増やしています。

受賞に関し、「一生懸命頑張った甲斐がありました」と喜びを表す狐塚さん。今回、専業農家である実家での農業体験イベント主催の経験と、ビンテージ玩具集めという趣味から企画ヒントを得、所属する本学自主マスコミ講座(通称:自主マス)*をきっかけに参加したのだと言います。
「自主マスでこれまで学んできたニーズを考える重要性、つまり『誰をターゲットにするのか』ということを生かすことができました。また、ゼミの教授である尾谷昌則先生からも都内在住で農家へ転身したいご友人のお話を聞かせていただき、ニーズ調査にご協力いただけたことで、より説得力ある内容に仕上げられたのかなと感じています」(狐塚さん)

同企画は既に4つの出版社から書籍化のオファーを受け、2013年度の販売を目指して進められています。
「今回は書籍の企画コンペティションでしたが、将来は雑誌編集者を志望しています。高校生の時から、モデルや芸能人の友人から独特な世界の話と、周囲の環境によって使用する言葉が異なることの面白さ感じてきました。書籍と雑誌という媒体は違っても、編集における考え方は同じです。『農ガール~』の書籍化を在学中に実現させるためにも、早く無事に就職活動を成し遂げられればと思っています」(狐塚さん)