法政大学自主マスコミ講座は、「表現する仕事で社会に貢献」をスローガンとしたマスコミ業界を目指す学生の集まりです。今回の未曾有の被害をもたらした東日本大震災の復興支援では、「長く継続する支援を」という考えから、「法政水」という大学オリジナルブランドの水の売り上げの一部を寄付することを大学に提案し、6月から実施しています。
今年の夏季合宿は、宮城県で現地ボランティアに参加することを決定。8月18日(木)には、総勢240人余で同県多賀城市の国特別史跡・多賀城址に赴きました。
当日は、テレビ局1社(東日本放送)と、新聞社2社(読売新聞社、河北新報社)も取材に訪れました。
このボランティアは、一般的なボランティアとは少し違い、テーマは「被災者、障がい者の就労支援」です。多賀城市の受託事業で、当日は、被災者、障がい者、他大学の学生とともに多賀城址でハーブ苗の植栽作業を行いました。講座生が植えたこのハーブの収穫を毎年、被災者、障がい者が行うことで新たな雇用を生み出すことにつながります。がれき撤去、炊き出しなどの支援も非常に重要なことですが、被災地の復旧と相俟って雇用の創出、被災地の未来を創ってゆくことが今後ますます重要になってきます。
今回、障がい者の方と同じ目線で作業することで、福祉の現状を頭でなく体で理解することができました。また、作業後のパネルディスカッションで被災地の方々の胸の内を聞き、悲しみをともに乗り越え、生きる希望や喜びも共有する関係も築けたのではないかと考えています。
撮影場所/宮城県多賀城市
法政大学H.P