前回触れた「フレットレスベースの練習帳」、
ここのサイトの素晴らしいところ!
楽譜がタダでダウンロードできること!
野々口毅さん、ありがとうございます。
だって、『ウェブサイトに行かないと見ることができない』となれば、たぶんどうしても煩雑になって長続きしない。
でも、楽譜が手元にあるのなら、自分なりにまとめて、書き込みもできるやん。だからありがたい。楽譜は大事。
昔フォークギターで失敗したことがあるが、TAB譜に頼るのもよくない(TABがないと弾けなくなる・TABからの脱出というひと手間が増える)。
なるべく楽譜で読みたいと思う。
でも現段階で、ポジションとかスケールとか全然覚えてないので、今はこんな感じでiPadに取り込み、細かくメモして練習してる。
音名と弦・フレットの位置関係を書き込むやり方。
慣れてくると弦とフレットの位置関係メモは不要になる(というかなってきた)。だからそのうち消そう。そんなこともできる。
へ音の楽譜が見慣れてないから、音名は欲しいけど、それもやがていらなくなるだろう(ぼちぼちそうなってきてる)。下のFとかGとか見誤ることが多いんよな。これも慣れたら消せる。
楽譜管理をさせてもらえるのが一番ありがたい。
なお、楽譜管理には、ちょうどiPadで便利な楽譜管理アプリを見つけたので、それを使っている。
何が便利って
- 楽譜をフォルダごとにまとめておける
- 楽譜はクラウド(Dropboxなど)からダウンロードできるので原本は無事
- 書き込みができる
- メトロノームがついてる
- これはあまり使わないけどチューナーもついてる
のだ。
アプリについてはまた改めて書くとして、
肝心の「フレットレスベースの練習帳」だ。
いやーこれすげーわ。
■ まず!「ゆっくり(♩=60 )」のテンポで練習させられるので、
1 まず、左手の形に集中できる。
1 まず、左手の形に集中できる。
2 右手も、今弾くべき弦に集中できる。
3 ミュート忘れてるとか、変なポジションしてるとかも。
4 さらにフレットレスの練習なので、将来的な目標として、できるだけ手元をみず、ポジションを狙う練習もできる。
5 音程があっているかどうかは手元ではなく、チューナーを見ればいい。
5 音程があっているかどうかは手元ではなく、チューナーを見ればいい。
メリットいっぱいや〜。
■ 次に!「ゆっくり」って、とても大きい効果があって、まず意外と「焦る」ことに気づける。
人間、興奮するとテンポが走る。早くなる。
だいたい昔から「本番3割」とかいって、練習の3割ぐらいしかうまく演奏できないもの。でもそれは緊張と興奮とが自分の背中を押すことで起きるメンタルからくる現象。
この緊張と興奮とにうまく対峙できないといけないんだけど、これはまた、慣れが必要。だからあえて遅く練習することは身体的・メンタル的に効果がある。
よく、8分音符のプレイが跳ねてしまう時、ピアノの先生に逆カウンター当ててみろと言われた。つまり3連の1-3よりに跳ねる場合、12-でプレイしろということ。伝わる?
ゆっくりはその効果をゆったり実現させてくれる。
メリット!
メリット!
■ さらにそもそも、リズム感は前ノリの人もいれば、後ノリの人もいる。だから「ゆっくり」効果で、この楽器でのリズム感覚を養うのはほんとイイ練習。
そもそも指が慣れていないから「あ、早い」「あ、遅い」「あ、今の良かった」がよく見える。
そもそも指が慣れていないから「あ、早い」「あ、遅い」「あ、今の良かった」がよく見える。
■ それから!「ゆっくり」は「考えすぎてしまう」自分に気づける。
ゆっくりだからと油断すると、あ、明日の予定あれやった、とか、あのメール返事しとかんと、とか、そろそろ洗濯終わるよな、などといらんことを考える。
これがプレイの邪魔になる。演奏って、ある意味精神集中、瞑想のようなものだから。雑念は不要。
これがプレイの邪魔になる。演奏って、ある意味精神集中、瞑想のようなものだから。雑念は不要。
この楽器が持つ「思考のお作法」が探せる。
■ そして最後、「考えない」ことができる。
他の楽器でもそうだけど、通常、演奏している時は実質「考えていない」w
身体が自然に動くくらいがちょうどいいのだ。だから身体に染み込ませるためにもちょうどいい。脊髄に染み込ませるというかね。
いやーメリット多いです、この練習。
楽器ってそれそのものが身体表現なのだから、たとえていうと「言語」みたいなもので、脳で思考してたら喋れない。反射でできるほど、身体に染み込ませないといけない。
まあ、だからつまり、反復練習は大切で、面白い。
まあ、だからつまり、反復練習は大切で、面白い。