11月23日(日) 上野小劇場
構成演出 遠藤邦生
出演 梶原里央・椎野明子・吉藤奈津子・大崎晃伸・遠藤邦生
能楽お稽古仲間の大崎さんが、演劇もやる、セリフもあるというので、上野まで観光気分で出かける。
町田からロマンスカーに乗り込み、車内でお弁当も食べて、なんだかすっかりお出かけ気分。
演劇鑑賞気分ではないが、申し訳ない。小旅行を楽しむ感覚。
上野の小劇場という会場は、初めての場所だけど、昔ながらの、上野駅の正面口から徒歩で行ける。東北地方からの行き来の玄関口だ。
集団就職とか、出稼ぎとか。
だいぶ再開発されているけど、まだまだ雰囲気だけは残っている地域。急な階段を下っていくと上野小劇場がある。
劇場は、アングラ的で、歴史はある劇場なのだろう。小さくて、定員40名ほどな感じ。
それだけで、異界に来た感じ。
演劇工房というのは、遠藤さんが主宰している、社会人のための演劇教室とのこと。趣味として演劇を続ける人や、仲間が欲しい人、プロになる夢は捨てきれない人。
仲間の大崎さんは、能楽のお稽古はしているし、コンテンポラリーダンスというのも趣味でやっていたり、海外公演などもしていたが、この度、趣味の幅を広げて、セリフ付きの演劇にもトライしたのでした。
劇の内容は、いろんな作品からの寄せ集めで構成されているらしいが、元々の作品に知識がまったくないワタクシには、正直ちんぷんかんぷん。
ただ、この辺りのソープランド嬢3人が出てきて、それに絡む元ヤクザやらが出てくるが、まあ統一したテーマというのは良くわからないまま、ドリームガールズ、夢を追う女性たちの物語、と、とりまく男たちという事でしょうか。
余り、ストーリーを追っても仕方ないのだそう。
狭い空間の中で、様々に着替えもしたりして、セリフも多いし、練習が大変だと思うが、2ヶ月ほどらしい。
出演者は、皆さん、それなりに発声法とかの自主訓練はしているのでしょう、セリフが聞き取りにくいということはなかった。
異空間の時間を過ごして、帰りは、ちょこっと高級なお寿司屋さんで、仕上げでした。異空間からの脱出。