9月20日(土) 横浜みなとみらいホール

指揮者:カーチュン・ウォン

<伊福部昭>SF交響ファンタジー第1番

<ラベル>ピアノ協奏曲

 ソリスト 高木竜馬

 ソリストアンコール <シューマン>トロイメライ

(休憩)

<ドボルザーク>交響曲第9番「新世界より」


日曜日にこの記事を書いたのだけど、不思議に消えてしまって投稿できなかったので、思い出しながら、再記載。


伊福部昭のSF交響ファンタジーは、映画音楽。あのゴジラのテーマなど。

これがクラシックかという疑問が生じ、正直ワタクシもその程度の理解をしていた。が、そもそもクラシックの定義は何か。

どんなジャンルがクラシックで、クラシックじゃないのか。

現代音楽と言われるあの音階と和音だけを表現するようなジャンルは、好まない。やはりメロディが無いと楽しくない。

要は、昔のロマン派やバロックじゃなくても、今様で楽しければ良いのじゃなかろうか。ベートーベンだって、画期的な現代音楽だったはず。

伊福部昭のSF交響ファンタジーだって、オーケストレーションされているし、立派なクラシック音楽でしょ。

言葉使いの方がおかしい。


2曲目のラベルピアノ協奏曲も、ジャズ的要素が入る。ガーシュインのラプソディーインブルー的な感じ。楽章構成やらロマン派的要素もあって、過渡期かな。

ソリストアンコールは、シューマンのトロイメライ。わたくしども爺には、こっちのどクラシックが良い。

ソリストの高木竜馬さんは32歳。

彼自身は、どっちを弾きたいのか。


後半は、どクラシックの「新世界より」。がちょっと不満。

カーチュン・ウオンは、極めて正確に、正しく演奏する。正しいのだけど楽しくない。遊びがない。

キャラがない??

もう中学時代から幾度聴いたか。

首席指揮者。どんな「クラシック音楽」を奏でて行くつもりか。


来年9月には、ラザレフの指揮が予定されている。こっちはとても楽しみでドキドキする。ラザレフのどや顔指揮が観られるのか。