8月13日(水) 川崎市アートセンター
1955年製作 大映作品
原作:吉川英治
監督:溝口健二
主演:市川雷蔵
その他:久我美子 木暮美千代 進藤英太郎 他
ふと見たら、こういう映画を、かつてよく行っていた川崎市アートセンターのアルテリッカ新百合ヶ丘で上映していた。
場所も、原作も懐かしくて、出かける。
全席指定席になってしまっている。もっとアナログ的が良いのだけど・・
原作の「新・平家門語り」は大分前に読んでいる。学生時代かな。
その中の3分の1くらいなのかな、の映画化。清盛が、比叡山の持ち出す「神與」に矢を射る場面くらいまで。青春時代から、力を持ち始める辺りまで。
ここまでとは、映画を見るまで知らず。
驚いたのは、1955年という時代に、かように豪華な撮影ができたんだ、ということ。
ロケ地は、比叡山や、御所かも知れないし。
登場人物も沢山。しかも、その衣装やら、往事の様子をよく示す。時代考証だけではなくて、それを映像化する。
あの時代の風俗も知ることができる。歴史知識だけではなくて。
まだ製作年代当時は、それができるだけの役者やら道具が沢山あったのだろう。
観客は、僕より年配が多くて、終わったらば拍手が起こったりして。
帰宅してから、文庫本「新・平家物語」を探しだして、さて、読み返してみようか。すっかり忘れている。
開演前に、近くのジョナサンで昼食しようと入店。
ここはタブレット注文だけではなく、運んでくるのがロボットなのです。人件費節約。
しかし、そんなに低価格ではない。素早い提供という訳でもない。
ここは、性に合わないなあ。
映画のアナログぶりとも比較してしまって、嫌になる。人間そのモノがアナログなのです。