8月6日(水) 国立能楽堂
小舞『海老救川』(和泉流 野村万作家)
シテ 野村太一郎
狂言語『朝比奈』
アイ語り 野村万作
小謡『水汲』
シテ(新発意)野村萬斎
アド(いちゃ)野村裕基
(休憩)
袴能『砧』(観世流 観世会)
シテ(芦屋ノ妻 その霊)観世恭秀 ツレ(夕霧)坂口貴信 ワキ(芦屋ノ某)福王茂十郎
アイ(下人)石田幸雄
笛:藤田次郎 小鼓:観世新九郎 大鼓:佃良勝 太鼓:三島元太郎
地頭:武田志房
猛暑、危険な暑さ。
PCも熱中症で、固まってしまう。もともと、まだWindows7で動いていて、買い換えなくちゃならないのだけど、サボっている。
我が脳も、熱中症気味で固まるのだから、PCが固まってもおかしくはない。この辺アナログ的。
今月後半になり、少し涼しくなったら、電機屋に頼みましょう。全部買い換えと、データ移動など。ルーターもおかしいし。
前半の3曲は、1曲目から続けて25分。
小舞は、お仕舞いのようなモノ。
狂言語りは、狂言『朝比奈』の一部。
小謡『水汲』で、親子で難しい謡の節付けだなあ、なんて思っていたら、やっと気付く。
この3曲は、狂言の曲の一部を抜き出しているんじゃなかろうか。
あるいは、狂言小舞は、狂言曲とは別にあるのか。
舞、語り、謡と、難しいところばかり。
『朝比奈』と『水汲』は、狂言曲としては知るが、『海老救川』はわからない。
ふ~ん。こういう狂言の芸の披露方法もあるんだ、と。
袴能『砧』。能として6回目。前回は、2025年3月の三人の会にて。
袴能って言うのは、何回か拝見しているけど、囃子方や地謡方は通常と同じく黒紋付き。シテ方が装束も着けず、面も被らない。ワキ方も装束を着けない。
が、結局綺麗な色紋付きを着るので、その色具合で、登場するお役を何となく表す。
前回の『砧』のブログを見直すと、ツレ夕霧の装束が緑色系の綺麗な装束だったと記載あり。
今回の袴能でも、緑色系の色紋付きで、ああイメージは同じ様なモノなんだなと。
そういうのが袴能なんだと、新発見。
シテの観世恭秀師。1942年生まれで、観世を名乗っているから、大変ベテランなんだけど、やはり台詞の覚えは悪い。
ただ、絶句は一度きりで、あとは、何となく謡いきる。絶句しない限り、酷く間違わない限りOKなんです。
適当に、間と拍子を合わせて、それに相応しい詞章を謡えば、大丈夫。
舞は、形は美しくて、決まっている。
これがベテランの能力芸だろうな。
この猛暑、酷暑の中、お着物で来場される方も何人かいらして、ビックリするやら尊敬するやら。浴衣じゃないのですよ。
こちらは、眼福。
お着物を召しておられると、目で追っても失礼にならないよね、と独り合点しているけど。