7月5日(土) 横浜みなとみらいホール

指揮者:原田慶太楼

ラフマニノフ<ヴォカリーズ(管弦楽版)>

 バイオリンソロ 田野倉雅秋

ラフマニノフ<パガニーニの主題による狂詩曲>

 ピアノソロ 阪田知樹

 ソリストアンコール ラフマニノフ<ここは素晴らしい処>阪田知樹編曲

(休憩)

ラフマニノフ<交響曲第2番>

 

本日は、オール・ラフマニノフ・プログラム。

なので、ソリストアンコールもラフマニノフで纏めましたって感じ。

 

指揮者の原田さんは、1985年生まれで40歳。

ピアノソロの阪田さんは、1993年生まれで32歳。

若い、若い2人のコンサート。

 

1曲目のヴォカリーズって、なに?

調べたら、母音だけを使う歌のことだって。

でも、今回は歌はないし。でも、元々そういう風に作曲されたのを、管弦楽版に編曲したんだから、曲名にわざわざ(管弦楽版)と記したらしいのです。

素人には、解らない。今日の聴衆は、皆さん解っていたのでしょうか。

こう言う解らない曲が登場するのが演奏会かな。

 

2曲目は、パガニーニの主題による狂詩曲。有名で良く知られるパートもあるので、これは宜しい。

ラフマニノフって言えば、ピアノだよね。ってくらいしか知識がないのです。

アンコールも、まったく解らない。

 

3曲目。ラフマニノフには交響曲もあるんだってほどの、レベル。

余りにもピアノ協奏曲が有名だし、好きだし。

で、事前にYouTubeで、この曲を聴いてみたけど、退屈してしまっていたので、後半は、寝てしまうかな、暑さで疲れたから帰ってしまおうかな、なんても思っていた。

でも折角来たのだから勿体ない。

最近のマイブームは、途中休憩に、スパークリングワイン600円を飲むこと。先日、能のお稽古仲間がコンサートの途中休憩に飲んでいるのを知り、ワタクシも、と実践中。

なかなかに忙しい。わずか15分の休憩に、並んで買い求めて、できるだけゆったり飲んで、トイレも行きたいし。

今回もこのパターンで、意欲を高めて、交響曲へ。

 

案に反して、なかなか宜しかった。

指揮者が若く、大ぶりな振りで、見ていても楽しいし。

なんと言ってもYouTubeとは違う生演奏の迫力。ベートーヴェン以来の交響曲の流れに沿って、作曲されている。

ロマン派?

ロシア革命で亡命したラフマニノフ。ソ連に残ったショスタコーヴィッチ。きっと、政治的には色々葛藤・対立関係にあったのだろうけど、ロシア音楽の魅力に溢れるのは同じか。

 

現代ロシア音楽はどうなんだろう。ずっと日本に来られない指揮者アレクサンドル・ラザレフ。日フィルの桂冠指揮者兼芸術顧問のタイトルは、変わっていないが。まだ侵略戦争続いているし。

プーチンは、クラシック愛好家らしいが。

 

これで、春シーズン終わり。シーズンファイナル。コロナ前は、シーズンファイナルパーティーにはグラスワインが無償提供されていた。今は、おしゃべりだけ。

9月からの秋シーズンは、15時開演となる。年寄りには、早い方が良い。