6月28日(土) 新百合ヶ丘イオンシネマ

立花喜久雄:吉沢亮

  芸名 花井東一郎 3代目花井半次郎を襲名

大垣俊介:横浜流星

  芸名 花井半弥・・2代目花井半次郎の長男

2台目花井半次郎:渡辺謙

小野川万菊:田中泯

 

大ヒット中の映画。土曜日の午後の上映で、ほぼ満席。

 

歌舞伎の役者の話で、血(=お家)か芸か、という縦糸。

なんとか屋(聞き取れなかった)という屋号の、歌舞伎の名門。花井半次郎の跡継ぎ問題。

揺れる、芸養子の花井東一郎と、実子の花井半弥。2人の浮き沈みと友情。

 

吉沢亮と横浜流星。今を流行の2人で、素顔でもワタクシなぞには区別が難しいのに、化粧するとまるで解らなくなる。

 

折々に歌舞伎の演目、二人道成寺、曽根崎心中、藤娘、鷺娘などを、舞うシーンがあって、上手で、画も美しい。

 

同じ古典芸能の能を学ぶモノとして、見聞きする内容とオーバーラップすることもあって、なかなかに、心苦しい。

観客は、歌舞伎は見たことも無いような人が多いようなので、初めて知ることも多いはずで、古典芸能の紹介にもなっている。

 

血か芸か。

最後に勝ったのはどっち?それは勝利なのか?

 

ネタバレになるのでこの程度で。

 

画が美しく、歌舞伎の演技も上手なので、エンタメとして楽しめると思います。

劇中で人間国宝の女形・小野川万菊を演ずる田中泯は、素晴らしい迫力と魅力。

 

途中休憩があるという噂だったのに、なかった。連続3時間以上。

 

良かったと思います。

このところ、映画鑑賞が続いているが、その中でも秀逸。