2月2日の梅栄会(社中会)で一段落して、しばらく精神的にもお休みだったのだけど、新しく仕舞お稽古の曲を決めねばならぬ。
源氏物語シリーズを進めていたので、「玉葛」キリをお願いした。
先生のお手本を拝見する前に、形付けを入手して、詞章を読んでみると、あれまあ、何を言っているのかサッパリ解らない。
大体の源氏物語での玉葛は知っていたけど、それとこの曲のキリの詞章が結びつかなくて、意味が取れない。
まあ、仕方ない、意味を取れないまま、丸暗記して、道順を割り振っていくしかない。
お手本を舞って頂いたその日に、初回のお稽古、前半「思いに咽び」まで。
意味が解らないので、只真似するだけなのでした。
真似といっても、拍子が難しいし、「両手打合せ」や「巻き込み扇」など、知らぬ形で混乱する。「巻き込み扇」などミラクルだ。
先日2回目のお稽古までに、自分なりにお稽古して、なんとか新しい形だけは何となくできるようにしていったつもりが、先生からはダメ出しが多い。
しかし、実際に舞ってみてのご指導は、細部の正確な動きに、そうだったのか、と。
サシとヒラキまで解らなくなる。
2回目のお稽古では、後半も。最後まで。
こちらも、難しい。
もっとゆっくりした舞かと思っていたけど、案外、くるくると動き、形が連続する舞でした。
もうすぐ、3回目のお稽古。どうしようか。覚えられないし、
数年前に仕舞お稽古を始めた頃は、詞章の意味など放っておいて、形だけを追っていた感じだった。
それではダメだと思いついてきて、詞章の意味を理解せねばならぬ、仕舞部分だけではなくて、曲全体の詞章を理解せねばならぬと気づいてきた。
そういう意味でも、「玉葛」は、まだ理解不十分なのでしょう。
表題とは関係ないけど、仕舞のお稽古をしてきて、腰が痛いのが消えてしまって、杖無しでも歩けるようになって、歩く速度も上がってきていると感じる。
太股の筋肉、体幹かな。
加えて、詞章の暗記は、認知症予防にもなる。
更に関係ないけど、ここ数年、自炊していて、献立を考えて、買い物をするのは、これも認知症予防だと思う。スーパーが近くにないので、まとめ買いをするのです。
大体汎用的な食材になってしまうが、それを組み立てて、同じにならないように、調理する。無理だけど。
カボチャの煮方、きんぴらの作り方。ネットのレシピより、仲間に聞いた方が巧く行く。あれこれ質問出来るから。
仕舞の効果を実感している高等遊民です。
仕舞の上達だけではなくて、様々。