11月23日(土・祝) 横浜みなとみらいホール
指揮者:ピエタリ・インキネン
<グラズノフ>ヴァイオリン協奏曲
ソリスト:神尾真由子
ソリストアンコール:パガニーニ「24のカプリーズより第24番」
(休憩)
<R・シュトラウス>アルプス交響曲
今月のブログは、能楽ばかりで、他がない。
そうなんです。能を観る以外、お稽古には行くんですが、医者に行く以外、能と離れた生活はしていない。
今週は特に、家に引き籠もりの日が続き、鬱々としていた。
前日には、大学のクラス会があり、女子栄養大学内にあるレストランで、仲間のワイン輸入業者が持ち込みのワインを飲み、美味しい食事もして、楽しかったけど、独立してブログに書くのは、躊躇した。
大学のクラス会は、東大教養学部(1年生2年生)時代の、駒場でのクラスの会。語学でクラス分けされている。
この何年も、年に2回開催されていて、半分以上は出席しています。
2次会でカラオケに行ったりしたけど、ワタクシは、お稽古中の『野宮』キリを自ら謡って、舞うという、はた迷惑なことをしでかす。受けがまったく良くないので、途中で絶句してしまい、打切でした。お扇子も持たずに。
カラオケに行った仲間が、大学時代に、東大観世会のお稽古をしていたと暴露したので、ついその気になったけど。梅若会だったそうです。
という流れで、今回の日フィル。
2曲とも、馴染みの薄い曲で、気分的に盛り上がらないままに出かける。
指揮が、前の首席指揮者インキネンで、復活ね、というくらい。
<グラズノフ>ヴァイオリン協奏曲。多分聴いたことも無い。
ソリストは、黒いロングスカートドレスで、後ろにスリットが入っていて、胸から下だけ、という妖艶なスタイル。
38歳だと思う。
あの服、どうやって着るんだろうと考えてしまっていた。一人じゃ着られない。スタッフに着付けて貰うことも出来ないだろうから、着付け助手を連れてきたのかなあ、なんて。
でも、この曲自体は、超絶技巧がが要求されるモノで、それに応える超絶な技巧を屈指出来るソリストでした。
神尾さんって、有名人なのでしょうね。ストラディバリウス使用。
ソリストアンコールは、知った曲で、良かった。
<R・シュトラウス>アルプス交響曲も、初めてかな。
全体として、アルプスの雄大な風景が浮かんでくるような曲。「交響詩」的に楽章に分かれていない。が、「日の出から入山部分」「山頂の部分」「嵐と下山の部分」「日没の部分」の4楽章的に別れているそう。
極めて大規模な編成で、舞台上も満員、舞台外にも楽員がいるというモノ。パイプオルガンも。
だから、雄大さと、迫力を持った曲と演奏で、良い気分になる。眠くなる。
帰りは、喧噪の桜木町の町中華。祝日だったのですね。水餃子、焼売、ラーメンとウーロンハイ。
隣席の若い男女4人が、色恋の話をしていて、大きな声だもんだから、一人飲み食いの70爺にはよく聞こえる。若~ヤツは、つまらんことに熱中するな、恋バナ。ボトルで飲んでいたが、サーブするのは、女子。う~ん、そうなんか。