10月18日(金)

 

あまり天気は宜しい予報ではなかったが、ゴアテックス履と大きな傘を持って、朝早くから出陣。といっても、以前仕事をしていた時期の出勤時間とほぼ同じ。

前日に突発的に行くことを決定。

熱海方面は何度も行っているが、存在は知りつつも初めて行く来宮神社。

JR熱海駅から徒歩20分ほど。

 

平安初期の征夷大将軍坂上田村麻呂(能でも良く取り上げられる、清水神社草創)が、戦の勝利を神前で祈願し、各地に御分霊を祀ったとも伝えられ、現在では全国四十四社のキノミヤジンジャの総社らしい。

御祭神は、「五十猛命」(イタケルノミコト)「大己貴命」(オオナモチノミコト)「日本武命」(ヤマトタケルノミコト)の三神となっている。

が、大楠がメインで、これは立派。国指定天然記念物に選定されており、樹齢2千年を超え、平成4年度の環境省の調査で、全国2位の巨樹の認定を受けているとのこと。

 

入園無料で、境内はあまり広くはない。京都の稲荷社や、秩父の三峯社の分神もある。

コンパクトに詰め込んだ感じがする。

様々茶寮やカフェ、お守りなどでお金が落ちているようで、綺麗に整備されている。神楽殿も新築中。

割と来社者中の日本人率が高い。

抹茶とお菓子なども頂き、のんびりと。

 

それでも2時間もすれば、全部廻って堪能出来てしまうので、旧参道と思われる糸川沿いの狭い道を通って、海の方向に散策。

湯前神社(熱海温泉の神)辺りまで降りてくると、前にも来たことがある。ここは、熱海温泉の源泉噴出地ではなかったか。しかし、湯前神社にあったはずの温泉湧出口からは湯が出ない。

大湯間欠泉も、湯の吹き上げはない。

なんか、地震の影響でどうとかなった、という報道を思い出すが、説明はない。

 

貝を食べたくなったので、寿司屋でサザエの壺焼きや、貝の握り。

お腹も満ちて酔いもしたので、海岸に出て、サンビーチ、お宮の松。熱海駅まで急な坂、階段を上る。

熱海駅には新しい商業施設もあり、昔ながらの商店街の店も入っていて、便利と言えば便利だけど、温泉街の雰囲気はなくなる。

 

帰り乗換駅の小田原でも、新しい商業施設ができあがっていて、最上階に無料の展望足湯があり、時間調整には宜しいし、展望も良く心地よい。

 

町田で軽く夕食して帰宅。1万7000歩。

よく歩いた。よく食べた。ほとんど雨は降らなかった。

まあ、こういうミニ日帰りの旅も良いんじゃないですか。