孔子の為政編第二の、子曰くで始まり、幾つにしてなんとやら、という詩句の一つです。

 

昨年の7月、古稀と題してブログを書いて、残日録の意味を書きました。

同じ70歳で、実は既に71歳なのですが、フト、この詩句が頭に浮かんだので、ここに記します。

 

読み下し和語にすると、「70歳にして、心の欲するところに従って行動するも、矩を越えず」ということかな。

 

矩とは何でしょうか。

一般的には基準ということで、広辞苑によると、法、則、範などと同様で、標準として守るべき事柄、らしい。

 

心の欲するところに従っても、は解りやすい。

で、越えない「矩」とは何か。

これは、実は難しい。

 

天命に近いような気がする。争わずにも近いか。心穏やかに。

 

今年に入ってからの妻源病対策。

般若心経の「心無けいげ 無けいげ故 無有恐怖」にも近いか。

 

心の赴くままに従って、行く。

あと十年。

離婚したい。

離婚は、矩を超えていないと思うのだけど。無理して生活を共にする必要は無かろう。

淡々と離婚出来ないモノか。