8月10日(土) 禄光旅館連泊
さて、今日は何をしようか、どこに行こうか、という状態。
まずは、海岸から海水を汲めなくなったという塩田へ行こうか。
その前に、道順で、地元の須須神社奥宮。
珠洲市の中心的神社なのだけど、「珠洲」神社とは言わず、「須須」神社という。どうして?
道順で、本宮ではなくて、奥宮から。山の中。
石造りの鳥居が倒れている。
廻って、登る。
熊が怖くて、大きな声で謡を謡いながら。ワタクシは謡で「四海波」と「千秋楽」。孫は知らん曲。
狛犬も倒れている。中に入ってみたが、床が抜けそうで怖い。
次いで、海岸沿いに戻って本宮。
ここは、割と確りしていた。他の参拝者もいて。
昼時になったので、飛び込みで、和食。どうやら珠洲焼の窯元らしく、美味しい。優しい食。つい、ビールを頼んでしまう。
やっと塩田へ。
テレビなどで映っている「すず塩田村」は破壊が酷く、ボランティアが何人かいて修復していた。ここは、海水を桶で汲んできて、砂田に蒔いて製塩する方法。海岸が遠くなってしまったのだ。
海岸までの砂地には新しく草などが出始めていて、いずれここは草で覆われそう。
当然道の駅も閉鎖。
ダメかと思ったが、近くに、揚塩式の塩田があった。ここはポンプで海水をくみ上げていて、煮詰めていく方式。
そのおかげで、地震直後から製塩出来たそう。
試食させて頂き、ミネラル豊富で大変に美味しいので、お土産に買う。
テレビなどで放映していない製塩所は、キチンと生き残っている。こういう所も放映した方が良い。励みになると思う。
宿に戻るときに、須須神社3社のうちの一つにもよる。ここは荒廃が激しい。蚊が大量で早々に逃げる。
旅館で夕食後、陽が落ちる前にと、岬灯台へ。残念ながら雲が多くてちょっとだけの夕焼け。
珠洲は良いとこ、一度はお出で。佐渡の海岸線に雰囲気が似る。