8月1日(木) 東京国立博物館
◎神護寺~創建1200年記念 特別展 平成館
◎東寺~空海祈りの形 東洋館ミュージアムシアター
あちぃ!
5月末に「法然と極楽浄土」展で、トーハクに行き、浄土宗について触りだけ学んだので、今度は、空海の真言密教のお勉強の始めとして、この特別展に向かう。
前回は、平成館の特別展示のためだけに行き、今回は、他にもゆっくり見たいなあと言う気もあったし、黒田清輝の黒田記念館にも行こうとしていたが、諸般の事情によって、といっても疲れてしまっただけなのだけど、上記の2箇所プラスαでした。
8月に亡母の1周忌があり、今頃になって父母の墓がある寺院は、真言宗であったことが解ったこともあって、そういうお勉強のよすがにもなろうかと。
まず目指す平成館。
博物館なので、美術品やら国宝、重要文化財が多いけど、こっちの目的は空海の真言密教とはなにか。
密教っていうのは、言葉では表せない奥の奥の世界を示すために、秘技やら曼荼羅があるのらしい。
護摩も。なんだか、拝火教=ゾロアスター教みたい。
神護寺は、平安時代に、国や天皇、貴族の支持を得て建立された、真言密教の聖地であるようです。
行ったことないし、知らなかった。今度行ってみよう。
国宝「弘法大師像」は板彫りの像。右手に三鈷を持つが、その右手がねじれている感じで、三鈷を握った指が全部前を向いている。どうやら、これは秘技の持ち方らしく、唐から伝わったか。真似してみるがうまく行かない。
この辺りが密教っぽい。
もう一つ眼に止まったのが、国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」で、前期展示では「胎蔵界」のみ。
曼荼羅とか胎蔵界たって、なんのこっちゃわからない。
金剛界と胎蔵界、解らないでしょ。2対になるらしいが・・
これも密教の極意で、言葉で表せない奥義を、曼荼羅という形で示すモノらしい。
密教ッポイ。
ふ~ん、これが密教か、空海か。
東洋館地下のミュージアムシアターでは、東寺の講堂にある、立体曼荼羅をVR作品にしたモノ。別料金600円。
平面的に布製のモノが神護寺の両界曼荼羅。
それを立体的に現したのが、東寺講堂の仏像達とその配列、となるらしい。
東寺は京都駅から近いので、行ったことはあるし、五重塔など見たけど、空海とか、密教とか、立体曼荼羅とか、ぜ~んぜん解らなかった。
見学することと、理解する(ちょっとでも)とはまったく違うのだ。
また行ったら、もっとじっくり観ましょう。
空海は、人口の多い都の東寺で布教しつつ、深山の高野山で修行していたらしい。入滅は高野山。
神護寺は、皇族やら貴族やら、平家やら、後には頼朝やら、権力者向けの寺のようかも。荘園も持っていたし。
まあ、真言宗の取っつきだけお勉強してきたということで。
真言とは、言葉で表せない奥義をマントラとするモノ。オンワカなんたらっていうやつ。訳せない。訳さない。
密教とは、言葉で表せない教義のこと。秘具や、秘密作法がある。僧だけがやるのかな。
だから密教がスタートで、真言をともなうから、真言密教か。
それが、真言宗と変わっていくのか。
ド素人の推測ですから、信じないでください。デタラメですよ。
かなり疲れてきたけど、予定に従って「黒田記念館」に行こうとしたが、よく場所が解らない。地図では「法隆寺寺宝館」の先にあるが、行き方がわからない。
案内係に聞くと、「法隆寺寺宝館」から塀の外には出られず、一旦正門まで戻ってから塀沿いに歩いて行くらしい。
暑く、疲れたので、心が折れて、正門まで行くが上野駅まで帰ってしまう。
今度行く時は、もちょっと涼しくなったときの良い特別展があれば、もっと早めに行って、じっくり観たいけど、体力が続くか。足が棒のよう。