6月15日(土) 横浜みなとみらいホール

指揮者:小林研一郎

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番<皇帝>

 ソリスト エリソ・ヴィルサラーゼ

(休憩)

ベートーヴェン 交響曲6番<田園>

 オーケストラアンコール アイルランド民謡「ダニーボーイ」

 

プログラムは、慣れ親しんだ曲が二つ。ゆったりと、音楽を楽しみましょう

 

ピアノ協奏曲第5番<皇帝>のピアニストは83歳らしい。指揮者のコバケンは84歳。

超高齢者の演奏で、さすがに熟練、円熟というコトバ。

時たま指が追いつかなくなるようなことがあったと思うけど、それを上回る円熟。

こういう<皇帝>もあり。

第2楽章から第3楽章に繋がるとこ、好き。

このピアニストは、コバケンじゃないと御せない。

ソリストアンコール聴きたかったけど、お疲れか、無し。仕方なし。

 

<田園>の演奏も、奇を衒うことなくて、基本的に。聴き慣れていて、心地よい。

こういうコンサートで宜しいのです。

隣の客は、ずっと寝ていた。おやすみなさい。気持ちいいでしょ。

いつもの、左手を大きく回す指揮ぶりに、安心する。気持ちは高揚と共に、落ち着く。

 

アンコールは、いつもの『ダニーボーイ』。これも安心。

 

帰りがけに、豊かな気持ちになって、寿司屋に寄ってしまう。最近にしては気持ちよく飲める、食せる。

病み上がりには最高のコンサート。