6月5日(水) 静嘉堂@丸の内

 

別に興味があったわけじゃないけど、美術館めぐりをする。

 

河鍋暁斎は名前は聞いたことがある画家、画鬼とも称される。

松浦武四郎は、蝦夷地(北海道)を測量した人、位の知識しか無かったが、この展覧会を見てみると、好古家ということで、古物の収集家でもあったのですね。その大量に、しかもイツブツを収集したモノを、岩崎家が継承したんだ。

そのほか、岩崎家、三菱ですね、の収集したモノも合わせて、展示。

 

良かったのは、河鍋暁斎が描いた「武四郎涅槃図」。見応えがある。

もう一つは、国宝「曜変天目」。これは、特別展とは関係なくて、静嘉堂が所持している、世界に3つしか残っていないという曜変天目茶碗の一つ、稲葉天目とも称されるモノ。ホンモノは初めて見たかも。

まあ、良いちゃあ良いけど、民芸的な志野とか、萩とか、楽とか、わたしらでも手にできそうなモノの方が良いかな。

 

静嘉堂というのは、三菱岩崎家の収集した古書とか、古物を展示している。

今年1月に行った「国宝雪松図と能面×能の意匠」展は、三井記念美術館。

まあ、大まかに近い辺りにあるのだけど、三井と三菱。さすが旧財閥。

 

実は、行く前は静嘉堂って、熊本の細川家収集品じゃなかったっけと誤解していた。

かなり昔に「春画展」が開かれて行ったことがある。そこと誤解していたが、調べた場所が違うなあと思っていた。

調べてみると、「春画展」は永青文庫でした。

 

終わってから、30分ほども丸の内界隈から神田を歩いて、神田まつやへ。近くに行って、時間があると寄りたくなる。

調子に乗って、天もりを頼む。野菜天が入っているかと思ったら、大海老2本。

胃がもたれてしまった。油モノはダメだな。

値段が高い。

そこに、いかにも遅めの昼食という方も見えていて、3000円以上の昼蕎麦を食べていく。

格差。

美術品収集も、格差。資本家。