3月9日(土) スパイラルホール(表参道)
創作・演出 市原佐都子
語り 原サチコ(浄瑠璃)
音楽・琵琶 西原鶴間(薩摩琵琶奏者)
人形遣い 大崎晃伸、中西星羅、畑中良太
「俊徳丸」伝説を基にして、文楽のように、人形で表現する演劇。
ほぼ等身大の人形を、人間は無言のママ、浄瑠璃語りで、扱う。
人形遣いの一人が、「紀彩の会」の仲間なので、参加。先日、ドイツで公演して好評を得、日本に戻っての公演。また秋から冬にかけて、ヨーロッパをツアーするらしい。
題名が「弱法師」とあるので、能の『弱法師』をちょっとお勉強してから出かけた。
でも、内容というかストーリーは、『弱法師』とは関係ないように思えた。
人形と、それを抱える人形遣いが渾然として、どちらかどっちか解らなくなる。
人形同士のセックスで、人形の子どもが産まれる。
人形の世界は、人間の世界を模しているのだろうが、解らなくなる。
混沌。
混乱。
性欲。
暴力。
不明。
混沌とした意識のママ、新橋に移動して、しこたま飲む。