12月15日(水) ミューザ川崎シンフォニーホール

パイプオルガン独奏

  独奏者:花澤絢子

  バッハ:目覚めよと、呼ぶ声す

  レーガー:クリスマスの夢

  バッハ:トッカータとフーガ

(休憩)

指揮者:角田鋼亮

ベートーヴェン:交響曲第九番<合唱>

 ソプラノ:澤江衣里 アルト:金子美香 テノール:村上公太 バリトン:青山貴

 合唱:東京音楽大学合唱団

 

年末恒例の第9演奏会。さて、今回は・・

 

その前のパイプオルガン独奏3曲。赤い肩だしシャツと黒ズボン。地味な格好で。

ミューザ川崎のパイプオルガン初めてかな。

第3曲の『トッカータとフーガ』。中学校の頃かな、流行って、FMで良く聞いていたが、生演奏は初めてだ。やはり、迫力が良いね。

 

メインの『第9』。結論から言うと、まあ普通の演奏。感激はしない。今日、これこそという演奏会ではない。

指揮者も訴えるモノがない。楽団も慣れている曲を淡々と演奏していた印象。プロだから上手なのだけどね。

毎年、毎年『第9』を聞いていて、それなりに聞き込み慣れてくると、却って、1回1回の演奏の重要さがわかるというモノ。今回は、指揮者もこれという訴えがないし、テンポを合わせているだけという印象。楽団も、乗っていない。気持ちが入っていない。キチンと演奏はしているけど。

仕方ないか。

去年は、コロナで『第9』の演奏が危ぶまれている中での合唱付きで、できた、という喜びと、必死の合唱団で、感動したのに比べてしまっている。

 

残念な演奏会で、感動はなく、年末恒例だけんね。

バリトンの声が良かった。

合唱団は、マスクで直立不動って感じで、面をつけた感じで、口元が見えないとどんな感じかわからない。それでも、アルトパートの最前列、一番男声側の女子、気持ちが表れている感じで、良かったです。気持ちが入って歌うと、ああいう振りになると思うのだけど。声までは聞こえないけど。気持ち。