9月30日(木)

 

山形能で山形に来て、ホントは、とんぼ返りして30日の能楽座自主公演にも行こうとしていて、チケットも買っていたのだけど、山形牛の魅力に負けて、29日の晩は焼き肉を堪能することに変更してしまって、山形泊としてしまった。

早朝に帰京でも、国立能楽堂には間に合うはずだったが、ぐらぐらと、出羽三山へ。

 

羽黒山、月山、湯殿山で、出羽三山で、どうやらこの順で参るらしいのだけど、山形方面からだと、まず、湯殿山神社。

ここが奥の院か。

秘境の山の中、という感じで、神社でも、靴を脱いで裸足で参る。入口で必ずご祈祷を受けるなど、なかなかの奥の院。

ここは、「語るなかれ、聞くなかれ」の神社なので、書いてはいけない。

参籠所から歩いて往復。シャトルバスのあるけど、歩いた方が御利益があるに違いない。

降りてきてから、参籠所内の情緒溢れる風呂。3人くらいで一杯になってしまう湯桶だけがある風呂。これが気持ちよい。歩いた後の癒やしにはぴったり。

 

月山にも歩いて廻ることが出来るけど、レンタカーでは困難。ということで、月山は見ただけでパス。国道沿いの蕎麦屋で昼食。

太めの田舎蕎麦で、風情がある。

 

羽黒山へ。本来は下の鳥居から石段などを歩いて登って、神社で、再び戻ってくるのだろうけど、大変なので、羽黒山神社へ直行。ここに三社合祀神社があるので、ここだけでも、三神を全部参ったのと同格なのです。

車で下に降りて、国宝五重塔まで登り返す。ここの石段は大変。ショートコースだったけど、それでも大変。

五重塔と側の爺杉は立派。

羽黒山というと、狂言でよく登場する山伏の神社。熊野で修行して能力を付けた山伏が、羽黒山に帰る途中、という設定が多い。能力を付けたはずが、失敗する。そんなことで羽黒山神社は、身近に感じる。

観光バスのツアー客もいて、コロナ解禁か、という感じ。