5月23日(日) 相模女子大グリーンホール
演出:舟橋裕一郎
一幕
入滅 この峰の 囃囃子 ヒトヒ 楓 族
二幕
モノクローム 有頂天 P.P.C 歩 出雲楽 大太鼓 屋台囃子
2019年12月に鑑賞して、素晴らしかったから、今年も。
すぐに席をゲットしたから、最前列。
曲は、紹介はされているけど、まったく何やら解らない。それぞれ、作曲家がいるようだけど、申し訳ない、解りません。
だから、全体的な感想。
良かったです。感動しました。泣きました。
和のリズムと、腹にこたえる圧倒的な迫力。これぞ、太鼓という演奏。
軽快なリズム曲や、お囃子風の曲もあって、まあ、それはそれで素晴らしいのだけど、どーんとくる、迫力の大太鼓、中太鼓、小太鼓の響きが好き。
ホールなので、音が反響してしまう。これは、チトなんだけど、オープンエアならばもっと良かろう、というのは前回のブログにも書いてある。
売りの、白六尺褌姿で、客に背を向けて演奏する、多分、「大太鼓」という曲。
これは大変だ。100メートルダッシュを何回も繰り返すような体力が必要。後ろから見ても解る肉体美だけど、ボディービルドではなくして、あの演奏をしていたらば、必然的に、あの肉体が作り上げられるのだろう。いや、あのような肉体ができなければ、あのような太鼓叩きはできない。
左足を出して半身で中腰になる構え、中太鼓を叩く時の腹筋で上げる腰から上、バチというかすりこぎ状のモノを握って激しく叩く握力と腕の力。常人業ではない。
泣けてくるような、お腹へのズドーンとする響き。実際に涙が出たんだけど。一幕でも、二幕でも。
わが表現能力に嫌気がさす。
軽快な西洋音楽太鼓とは違う、お腹に、心に響く。音。
鼓童は、鬼太鼓座から分裂したらしい。鬼太鼓座発足当時は、やや微妙な左翼の感じがして、チト敬遠していたけど、やはり、良いよね。
年に一度のツアー。来年も行こうね。