2月17日(月) 茅ヶ崎市民文化会館大ホール

前座 春風亭いっ休 『出来心』

喬太郎 『そば清』

(仲入)

白酒 『替り目』

一之輔 『藪入り』

 

この3人会、あちこちでやっていて、前に行った時にとても面白かったから、確か一之輔が『代書』で爆笑を取って、喬太郎がトリで『牡丹灯籠』。

そんなことで、前日に式能で疲労困憊しているのに、わざわざ茅ヶ崎まで、交通費もチケット代の半分くらいかけて、往復の時間は落語会を上回るほどなのに、出かけることになった。

でも、今回は、残念ながら面白くなかったな。

この会場は、1381名定員で、大きすぎるのだな。しかも今回の席が、遅く入手したこともあって2階席の端っこという不運。小さく噺家が見える。動作も細かなところは見えない。噺家も、会場の雰囲気をつかむのに苦労するのでしょう。

昔、志ん朝が神奈川県民ホールで大いに湧かせる会を連続したらしいけど、それは志ん朝という天才ができたことなのだと思う。

 

前座はダメ。

 

喬太郎は何をやるかなと思っていたところ、カルロスゴーンの逃亡劇とその映画化を枕に、これは湧かせた。

で、噺は普通の『そば清』。普通にやっていた。

 

白酒の『替り目』。酔っ払いが、家の前から人力車に乗ったり、女房に絡んでおでんを買いに行かせたり、持ち振りの鍋焼きうどん屋に、頼まないのに、燗をつけさせたり、無茶苦茶するが、なぜか憎めない噺。落ちはなんだったか。酔っ払いの様は、まあ上手に演じてはいたけど、大分寝てしまって。

 

一之輔がトリで『藪入り』。まあいつもの調子で、面白いのだけど、大爆笑ということにもならず、普通に。一之輔で寝てしまうと言う状態。

なんという勿体ない。この3人会、また宣伝チラシが入っていたけど、どうしようかな。次回はずっと自宅に近いから行くかなあ。