6月27日(木)  横浜能楽堂第2舞台(地下)

 

8月10日の発表会が、いよいよ間近に迫ってきて、何だか、番組表を作るとかで、仕舞5曲用意しているけど、どれが良いですか?なんて聞かれても。まだ、熊野の1曲もお終いまで待っていないのに、2人ずつペアで舞って貰います、誰が良いですか、衣装は、袴を持っている人はいますか、と、尻に火がつく。

 

謡の土蜘。半分も行っていなかったのに、今日は最後までやる、と紀彰先生宣言。無理でしょう、と。しかも、途中から始めないで、最初から。まあ、ここはできなくちゃいけないんだけど、特に、役謡の区別もできていない。一定通して謡うと役割の区別が気になってくるから、復習部分でも時間がかかる。

そして、量としては、半分以上残っているのをやり通す覚悟で。もちろん一応教えてくれるが、ここはクリだから・・とか、入りだから・・とか、解っていることを前提にされても、これまでだって詞章の右についている符号の意味なんてあまり重視せず、口まねで謡っていたのに、できますね。

新しい、今まで出てこなかった謡い回し部分もあって、その符点が確かについてはいるが、当然意味など解らず、1回聴いて謡えるわけもなく、なんとか、メモを残そうとするがうまく書けもしない。

役謡の場面だけは、なんとか謡って、地謡部分は飛ばして、後でやりますから、と。で、一応終わったことになるのかな。録音して練習しといて、で終わってしまった。

もう真っ青。きちんと録音できているかも不安だし。

 

仕舞。熊野も終わっていないのに、紅葉狩りも。並行してと言うより、紅葉狩りをやり出す。確かに、型は同じで、ほとんどその組み合わせの違いで、ここが違うと言われれば解らないではないけど、順番なんて覚えられないでしょうよ。練習の時は、紀彰先生が、サシコミ開打ち込み、などと声をかけてくれるから、できるのです。カケル、とか捻るとか、ワマルとか。どうやって覚えるのか。

とりわけ今回は、カカゲ扇が難しくて、広げた扇をカカゲ扇に持っていく、表と裏をひっくり返して、持ち方もスムーズに変えるのが、ドタバタしてしまう。こう持つんだ、と言われても指が動かないし。

不安だらけなのに、最後に、ペア決め。男女別れて2人ずつ。どの曲を舞うか決めていない。

 

次回第6回目までは2週間あるが、その後は、6日おきに3回連続。そして8月に入って、9回目から本舞台で練習。あれまあ。

高等遊民、ゆっくり教室もやり、能や狂言、落語も十分に楽しもうと予定を入れてはいるけど、頭の中の中心が謡・仕舞発表会に向けて集中してしまう。後一ヶ月半。気分的にゆったりできない。焦る。まあ、それでも楽しいから良いんだけど。

それでも次回の教室まで、能楽2回、狂言組1回、落語3回、クラシックコンサート1回ある。ああ、暑気払い飲み会も入った。