6月14日(金) 横浜にぎわい座

『磯のあわび』

前座 三遊亭じゃんけん 『不精床』

『蒟蒻問答』

(仲入)

ゲスト ナイツ 漫才

『船徳』

 

兼好は、以前相模原の寄席で聞いて、仲入前のトリだったのに、やたら面白くて、聞いてみようと。にぎわい座で独演会やっているの知っていたけど、さてと思っていた。発売開始翌日に申し込んだが、2階席の一番後ろしか空いていないという人気ぶりだった。

期待して待つこと約2ヶ月。

前座からは入らず、いきなり兼好。以前は地下の野毛シャーレで演っていたらしいが、芸能ホールに上がってきて10回目だとか。年金2000万円不足だとか、大谷翔平のサイクルヒットだとか、時事ネタマクラで大いにわかせる。サイクルヒットの話しは、その日のことだから、観客で知らない人もいただろうに、早速取り上げる感覚が良い。

『磯のあわび』。女郎買いの師匠に話しを聞いて、まねて失敗する与太郎噺。失敗の様が面白くて、笑える。

 

ここで前座。こういう順序なのかしら。前座なのに・・。まあ下手ではないけど、笑えない。どこが違うか、単に滑舌が悪いだけではない。修行しましょう。

 

『蒟蒻問答』。談志の凄いのをユーチューブで聞いて、確かここで志らくも聞いたと思うけど、志らくより面白い。禅問答の顔つきが遠くてよく見えなかったのが残念。

 

ナイツの漫才。これは凄い。凄く面白い。腹を抱えて笑う。放送禁止用語、放送禁止話題が満載。絶対に、テレビ放映されるようなネタと、寄席ネタと2種類持っているんだ。どっちが面白いかは明々白々。腹を抱えて漫才で笑えた。30回とかの記念の独演会に来て貰うんだって。

 

『船徳』。若旦那の船頭噺。若旦那の遊びぶりが、小唄とか、舞踊だとか、よくできている。こういうことができないと噺家はできない。ちょっとした面白い変化球を投げてくるが、それが兼好自分のモノになっていて、自然な溶け込み。上手いなあ。面白いなあ。大笑い。

 

ずっと笑いっぱなしで、愉快で楽しい時間でした。三遊亭兼好、少し追っかけてみるか。落語会はこれだよね。一之輔、喬太郎。志らくはあまり面白くないけど、100席は聞き切ろうよ。