5月6日(月・祝) MOVIX橋本
あんまり酷評する記事は書きたくないのだが、無視するのもいかがかと思って書くが、つまらん!見る価値なし!時間の無駄!割引もなく、2500円も取りやがって、まったくぼったくり。途中で出てしまおうと何度か思ったが、2500円も払っているし、最後まで見ないと飲み屋が始まらない。歌うのの半分以上中島みゆきじゃないんだ。つまらなくて、退屈でウトウトした。それでもまあ、第1曲と、最後の2曲は中島みゆきと、とっても魅力的な女性歌手の歌で良かった。
中島みゆきは、思い出のある歌手なのだ。1980年10月、司法試験合格。さる左翼秘密勉強会の先輩が、勉強会のその年の合格者に、発表日にごちそうしてくれる。その年は、お名前は忘れたが、2~3年先輩の新人弁護士(女性)が、ごちそうしてくれた。その場所が有楽町駅近くのほろほろ鳥の薄造りと鍋を出してくれるお店。発表が霞ヶ関の法務省中庭だからね。そのおいしさとともに、先輩女性が歌を歌ってくれたのが、中島みゆきの「時代」。ああ、なんて良い歌なんだとホロリ。食事も美味しかったし、なんと言っても司法試験合格日のことだから。深く深く印象に残っている。その年には長男も産まれている。
MISIAのコンサートで良かったし、その前にもQUEENの映画「ボヘミアン・ラプソディ」を3回見ていずれも感動した。その流れで、中島みゆきのコンサートには行けないから、コンサートのダイジェスト版ってことで映画館の特別興業を見たのに。
映画を見ている最中、ずっと、司法試験のことを思い出していた。日本革命実行のために弁護士にならんと一生懸命勉強して、先輩の指導もえながら。3回目の受験だったが、この歳に合格しなかったらば、もう受からない、実力は全部出し切った、と思っていた。周りは皆合格するはずと言っていた。確かに、合格順位は二桁だった。合格証の右上に、小さく紙切れが挟んであって、教えてくれた(その頃は)。70年代の決して遅くない時期に民主連合政府を作る、というスローガンに鼓舞されて、勉強してきた。そして、合格したのだった。
ああ、それなのに。
この映画の通りのコンサートならば、中島みゆきには行かない。いかに高等遊民でも行かない。今度、井上陽水のコンサートにに行くのだ。