2月24日 湯河原幕山公園
2月25日 小田原城
春の花と言えば、梅。特に能の世界では梅。
桜見物も、例えば熊野にはでてきたと思うけど、あれも清水の、つまりは山桜だと思うのです。今全盛期のソメイヨシノは、江戸時代末期に品種改良されたもので、明治になってから広まったはず。そのおかげで、山に出かけなくても、身近の公園などで楽しめるし、僕の小学校時代(半世紀前!)は、季節がぴったりで4月上旬入学式頃に満開になったものだ。
太閤秀吉の死ぬ前に開催した「醍醐の花見」も、洛中からは少し離れた醍醐寺。その他の花見も、吉野の桜。
能と梅は、新春のものとして、数多いはず。本来、日本人の花見は梅なのです。独自の見解ですが。箙に差すのも梅。
和歌でも、梅が多いように思う。独自の感覚ですが。例の「東風吹かば匂い寄越せよ~」は梅の花ですもの。
梅は、ピンクが好きです。紅梅か白梅か。紅と白とどっちが原種なのだろうと考えて梅見してきました。見る限りは、紅梅の木に白梅が咲くという構図は無くて、白梅の木に紅梅花が咲くように見えた。全体としては白梅樹の方が多いし。白梅が原種かなと想像していたが、あるHPに、紅梅が原種で、なんとか言う色素が抜けて白梅になるとか。学者が書いたものではないので、裏付けはない。
源平咲きと言うらしい。東大駒場の、たしか図書館のそばか、寮の裏手の公園かに、源平咲きする梅の木があった。当時の記憶では、珍しいと言うことだったが、結構あるのですね。なんか品種改良なのでしょうか。
ちょうど七~八分咲きで、良い時期でした。大渋滞でしたが。
3月中旬までなので、後は、三渓園と百草園に行かなくちゃ。