1月21日(月) 相模女子大グリーンホール 多目的ホール

開口一番 前座 三遊亭馬ん次 「いも俵」

立川談修(落語立川流) 「ガマの油」

古今亭文菊(落語協会) 「安兵衛狐」

(仲入)

三遊亭兼好(五代目圓楽一門会) 「普段の袴」

瀧川鯉橋(落語芸術協会) 「御神酒徳利」

 

毎年1月は、寿平成31年初笑い(四派幹事勢揃い)ということらしい。

 

前座は、前座。まあ上手な前座だったが。

談修は、談志の弟子と言うが、まったく談志色はない。志らくのように談志を売りにすることもない。イリュージョンもない。「ガマの油」も口上がまあ上手にできました、というだけ。立川流にいる必要はないだろうね。ただ、今更どちらの協会に入っても、真打ちになれないからね。それならもっと精進して、独演会をバンバン打てるようにしないと。志の輔、談春、志らくと二人会が打てるか、打てないだろう。その実力じゃあ。

文菊は、ナヨナヨした出場に目が行く。語り口は軽妙で、おなごの言葉使いや仕草、描写が上手。安兵衛狐は、異界の世界から来るおなごに惚れてしまう話。文菊に相応しいかも。

兼好は、うまいね。最近の男子が慣れない袴をはいてトイレで、ヤベヤベというつつ用を足す話しを枕に。どうしてトリにしなかったのだろうと思う。四人中、真打ち昇進は平成20年9月と真打ち歴は最長なのに。で、プログラムの出演者プロフィールをよく読んでみると、入門順か、と判明。四派連合の難しさ。

鯉橋は、落語家と言うより噺家か。そろばん占いの口上など、すらすらと。熟練の技か。

 

四人中、一番は、兼好だな。兼好ならば、独演会でも、二人会でも行ってみようか。

この八起寄席、二度目だが、よく知らない若手・中堅の噺家、落語家を知れるという良き点はあるけど、例えば、次回なぞ、行きたくなるような人選ではない。まあ、情報は得ていて、行きたいときに行くか、という感じ。シルバー1000円と安いし、近いし。