12月27日(木)桜木町ブルク13

フレディ・マーキュリーの、クイーンの映画。評判だったし、懐かしの中年たちが見て泣くというので、年末押し詰まったが、見に出かけました。

始まりに、Somebody to loveが流れるだけで、ウルウルしてきて、どうして?

映画は、ややフレディの病気に重きが置かれすぎていて、出自なども知らずに、ただクイーンとフレディが好きだったものとしては、お涙ちょうだい的だったが、それでも、泣いてしまうこの高齢者。

先日、2002年にNHKが作成したボヘミアン・ラプソディの誕生秘話を、推理小説仕立てにした番組の再放送があった。きっと、最近のこの映画の評判から、NHKが再放送したのだろう。それも見ていたので、ストーリーは良くわかる。でも、音楽だけで泣くんだ。

 

ここでちょっとおじいさんとしては自慢。前に所属していた法律事務所のブログに、フレディのことを書いたものがある。法律事務所なのにお堅い記事ではなく、こんな記事を書いていたこと、しかもこれは2010年5月の記事、つまり57歳当時に書いているのだった。著作権は事務所にあるのか、筆者にあるのか。まあ、良いから、再掲載します。一部カットしています。

 

<音楽の天才たち・同時代のこと>  2010.5.5
 いつか、どこかの番組で、天才作曲家は、モーツァルト、ラヴェル、メンデルスゾーンの3人だと聞いたことがあります。
凡人には、バッハも、ショパンも、ベートーヴェンも、チャイコフスキーも、ワーグナーも、ブラームスも、シューベルトも、みーんな天才に思えますけど。。。
日本人でも滝廉太郎なんて人は天才だと思います。
同時代とすると。。
やはり、ビートルズだと思います。
去年の9月に発売されたリマスター盤を聴き直してみると、天才と同時代に多感な世代を生きてきたんだ!
という感動があります。
この歳になって聴き直して、感動の再体験です。
ロックという音楽分野も馬鹿にしていました。。僕の世代はフォークでしたから。。。
でも、Queenを聴いて認識を新たにしています。
Queenも最初息子がCDを聞いていたのを「うるさいなあ~」と怒っていたのに、
今でははまってしまっています。
フレディ・マーキュリーは天才だと思います。
フレディがHIVで死んだのは1991年11月24日。
Queenを聴き始めたのが2005年を過ぎていました。
その天才ぶりに気付いたのはやっと最近のことです。
同時代として天才ぶりを理解できなかった。。。
同じように尾崎豊がいます。
1965年生まれ、1985年に覚醒剤で逮捕、1992年4月、あっけなくあの世に行ってしまいました(自殺?)。
あの頃は、ドラッグ漬けになった若者(=馬鹿者)としか理解していなかった。
今彼の詩と歌を聴くと、その辛さ、喜びが伝わってきます。天才でしょうね。
オヂさんが、今頃になって。。
吉野源三郎著「同時代のこと」(岩波新書)を、学生時代、激しい感動と高揚した気分の中で読みました。
でも結局同時代のことはわからなかった・・
今何をなすべきか・・、今の時代をどう生くべきか・・

 

以上どうですか。8年前の記事です。フレディと尾崎豊は天才です。きっと、尾崎豊の、今回と同じような映画ができるのじゃないかな。