12月9日(日曜日) 横浜能楽堂
狂言組 大蔵流
寝音曲 シテ(太郎冠者)茂山千作
鱸包丁 シテ(叔父)茂山千五郎
恒例になったか、横浜狂言堂。なんと、今回で132回だと。11年。全260曲以上。和泉流もあるし、各家もあるし、重なって上演される曲もあるから、実数何曲かは解らない。僕も、すでに何曲かは重なっている。でも、各流派、各家で微妙に違って、その違いがわかってきて面白くなってきたところ。132回全部通っている客が、2人はいた。最近は、初めて狂言を聴くという人は少なくなってきて、初期の狂言普及の目的は達したようで、リピーターの方が多いけど、1回2000円で安いし、満席に近い状況。来年2019年4月から2020年3月までの演目(配役も)決まったとの速報。まだ申込みは受け付けていないが、来年度も行こう。別に、山本東次郎家伝十二番の狂言もやり、こっちは、半年分申込み済なので、4月以降実に連続して狂言を観ることになる。
寝音曲は、シテの上手な謡とわざと下手に謡う謡の差が面白く、上手。段々とどっちをしているか解らなくなってくる。それが自然に移行するのが、熟練の芸と言うことだろう。
鱸包丁は、狂言の「語り」「対話」「謡」が盛り込まれた曲。シテは、すべてできなければならない。そんなに笑う狂言ではないが、これも至芸だと。チト難しいけど。
寄席などの漫才は、長くても15分。普通は10分くらい。狂言は長いと30分近く。短くても15分はある。大変だよね。伝統芸能。
高等遊民は、能、狂言、落語でどんどん忙しくなる。図書館も行きたいし、平家物語絵巻。日フィルが月に一度。ああそうだ、相撲も初場所取れたんだ。名画も。日帰り温泉も。