11月27日(火)~28日(水)

 

この旅館は、私の親戚の旅館。何代か続いているが、父の弟(おじさん)が経営していて、亡くなって、宿泊業不振の中、なんとか再建して、おじさんの2女が女将となり、その旦那が社長。このブログの趣旨にはちょっと反するけど、書きます。

 

高等遊民化したので、出かけた。

金蘭荘花山は、おじさんの色から完全に脱却して、現社長カラーに生まれ変わっていた。ハードは変わりようがないけど、ソフトは完全にイメチェンで、良くなったのではないか。

磐梯熱海温泉というと郡山の奥座敷温泉で、かつては宴会中心の温泉旅館か。それが、時代の流れの中で、新しく生まれ変われたという印象。一人旅歓迎、連泊はしない、一夜の安らぎを、竹を細工した明かりと、ゆったりコンサートで。夕食時間後の8時から9時まで、ロビーを薄暗くして、竹細工明かりを際立たせて、編集したCDのコンサート。こんな老人でも、勿論この歳でも解る曲で、赤ワインを口に含んで、じっくり聞くと、癒やされるという言葉は嫌いだけど、ゆったりした、リラックス気分。

夕食も凝っていて、和洋のコースも選択でき、従来の旅館料理と異なる。びっくりは朝食で、手巻きずし。干物と小鍋、卵の従来型とは異なる。そういう型破りを実践してしまうところが、よろしい。

いとこだからお忍びでは行けないけど、実はお忍び密会とか、ゆったり一人旅がしたい。そういうコンセプトの宿は、部屋付き露天風呂とかあって売りにしているが、ここはハードは変えられない。多額の投資がいるし、地形もある。その限界の中で、よくやったと思うのだ。リピーターは増えるのではないか。

2ヶ月に一度、CDではなくて、これもいとこのピアニストが、ピアノの生演奏。ショパンを弾けといつもいうけど、ショパンはやらないらしい。ノクターンなんてぴったりだと思うけど。