11月11日(日) 横浜能楽堂

狂言組(和泉流)

「蟹山伏」 シテ(山伏)能村品人 アド(強力)河野佑紀 小アド(蟹の精)上杉啓太

「ぬけから」 シテ(太郎冠者)小笠原匡 アド(主人)野村万蔵

 

「蟹山伏」は、蟹の精が登場する場面、ドンドンドンと鳴り物が入ったような気配だったが、足踏みしていたのだろう。面を付け、両手をVの字に開いて、正確に左右に振る。可愛くて滑稽。何という面なのだろうか。狂言面は、滑稽。

 

「ぬけから」酔っ払った太郎冠者に、途中で、舞台上で面を付ける。武悪というらしい。能面の大癋見(べしみ)を模したものという。滑稽版。主人に自分が鬼になってしまったと言う設定だが、鬼の面ではなく、大癋見を模した武悪面だという点が面白い。

 

今回の狂言堂は、2曲とも狂言には珍しい面を付けた曲。能楽の面の勉強も、少ししたけど、もっとしなければならない。