9月29日午後7時から 横浜にぎわい座

開口一番 立川らくまん 「六尺棒」

「鮑のし」

「宿屋の富」

「品川心中」

 

前座の六尺棒は、確か、落語ザムービーで、橋之助がやっていたな。短いけど楽語ザムービーの方が面白い。当たり前か、あの語りは真打ち。この前座は、息子と父の演じ分けができていない。あれどっち、という感じ。従って、のめり込めない。やはり、ダメ。

志らくの今日のマクラは、ジュリーのドタキャン。貴乃花も。バッシングされた有名人の擁護話。こういうのは志らくお得意。

「鮑のし」「宿屋の富」は、真打ちらしくまとめて。さすが。失敗はしない。

 

今回の座席は、先行予約で、二階向かって右側の桟敷席。前後を気にしなくて良いが、やや首が疲れる。いつもの、重ねてのにぎわい座からのお願いですおじさんが出てこない。変わって、女性のアナウンスときれいなビラ。公演中の飲食などに関して、匂いなどが気になって落語に集中できない、という「お客様の声」というアナウンスだった。寄席は本来飲食自由だけど。日本の伝統芸能は。定年かな。文句をつぶやいていたけど、いないと少しさみしいか。

一月の志らくは、先行予約で失敗して、10時からの一般販売にしたら、楽々。しかも、一階席はほとんど余っていて。先行予約って、何なんだ。

 

中入りが少し早かったので、さて大作「品川心中」はどこまでやるか、と期待したら、最後まで。やったね。六代目三遊亭圓生と比べても仕方ないけど、古典らしさの追及ではなく、古典を踏まえて、今日的ギャグも混ぜる。圓生は、ユーチューブでやっているから、聴いた方が良い。

 

今月は、後、三遊亭円楽独演会と若手の落語会。同じ演目を、いろいろ聴いてみると、面白さが倍増する。今朝の新聞に、ハンサム落語という新ジャンルが人気だそう。NHKドラマの昭和元禄落語心中も人気だそう。若いハンサムが、落語上手いよね。先週かな、品川心中のほんの一部だけやっていた。喬太郎が監修だそうだが、裾野が広がるのは良い。是非、寄席やホールのライブ落語に行って欲しい。落語ザムービーも、落語ザディープはもっと面白い。ライブは、高いからね。でも、高等遊民は、テレビやユーチューブも活用して、やはり寄席。ライブ。