10月14日(日) 横浜能楽堂

狂言組 大蔵流 山本東次郎家

萩大名 シテ(大名)山本則俊

呂蓮 シテ(出家)山本東次郎

お話し 山本東次郎

 

萩大名は何度か。「七重八重、九重とこそ思いしに、十重咲き出ずる、萩の花かな」。この和歌はどういう?狂言のために創った、たいしたことはない和歌。

でもそれぞれ大名のとぼけ方が違う。もともと、入場の仕方が、早足で。ちょっと驚き。

 

呂連は、宿の主人が出家に髪を剃って貰うが、わわしい女房に叱られて、出家のせいにする。今回のは、出家が割ときちんとしていた印象。前に見たのは、出家自体が、そんなに知識がなくて、法名を付けろと言われて困って、いろはの順に、カンニングしながら付けていくのではなかったか。

 

東次郎さんは、お話し好きなのだな。質問も受け付けるし、色々詳しく解説する。最後に小舞をするが、これがまあ格好いい。

山本東次郎、昭和12年(1937年)生まれ、81歳。人間国宝。

元気だなあ。