私自身が共感した言葉を、紹介させていただきます (*^▽^*)/
以前 私が、福祉施設で働いていた頃の話です
入居者に車椅子のおばあさんが いました
おばあさんは、数年前に 右半身麻痺を患い、
左手と左足だけで 車椅子を使って
施設内を移動していました
私は最初の頃、その姿を見ても、
施設内では、よくある光景だったので、
たいして気にもとめず、
「 今日も頑張ってますね~ 」
と おばあさんに声掛けをしていました
おばあさんは、いつも挨拶を返し、
淡々と車椅子を進ませていました
そんな ある日、私は、
そのおばあさんの真似をして、
左手と左足だけで、車椅子を こいでみました
すると、車椅子は真っ直ぐには進まず、
右方向に曲がってしまいました
私は、おばあさんのように
真っ直ぐに進めようと、
何度も何度もチャレンジしました
しかし、どうしても左手と左足だけでは、
車椅子は、右に曲がってしまうのです
おばあさんよりも、ずっと力のあるはずの私
が、
おばあさんのやれる事が出来なかったのです
その時、私は初めて、
それが、どれだけ困難な事かということを、
思い知らされました
そして、おばあさんが 左手と左足だけで、
真っ直ぐに車椅子を進ませるようになるまでに、
どれだけの努力を されてきたのか、想像したとたん、
止めどなく涙が溢れてきました
利き手、利き足だった右半身の付随、
そして、唯一の移動手段である車椅子は、
真っ直ぐに進んでくれないという苦境の中で、
絶望しそうになる現実と向き合いながら、
それでも、あきらめなかったおばあさん
その生き様、そのお姿に、
心から合掌させていただきました
そして、私たちが普段、
当り前のように歩いて移動している事が、
実は、とても幸せな事だということを、
気付かせていただきました
もっともっと、
日常の当たり前の事に感謝出来る人間
にならなければと、
社会の表舞台で活躍している人
だけが、立派なのでは ありません
名も無き英雄
は、ごく身近なところにも 存在するのです
ありがとう
車椅子のおばあさん
感謝を込めて、
この記事を綴らせていただきました
先日、私は、
まともに立てないほどの
腰痛に見舞われ、改めて、
普通に生活できることの
有り難さが身に沁みました
幸せは、どこか遠くに
あるのではなく、
目の前にたくさん
溢れているんですね
人は、苦難に遭って、
初めて、その事に
気付くのかもしれません
日々、日常の中にある
”有り難さ”に もっともっと
気付ける自分でありたい
と 反省いたしました
日々のごく普通の生活の中に、大切な”学び”がたくさん隠れています!見つけましょう (´▽`)/
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