原子力安全委員会とはなんぞや? | 地震怖いです|´・ω・`|

原子力安全委員会とはなんぞや?


<原子力安全委員会の使命>
 我が国の原子力利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主・自主・公開の三原則の下に進められ、エネルギーの確保などを通じて国民生活の水準向上に寄与しています。国は、原子力利用の大前提である安全を確保するため、原子炉や核燃料物質等の利用については、法律に基づく規制を行います。原子力安全委員会の使命は、原子力利用時の安全確保を確実なものとすることにあります。
 原子力利用に際しては放射線や放射性物質の発生を伴うことから、万一の事故などでこれらが人々の健康や環境に悪影響を与える可能性(リスク)の存在を完全に否定することはできません。原子力安全の目標は、このようなリスクを社会が容認できる水準に抑えることにあります。この目標を達成し、さらに高い安全の水準を目指すためには、原子力利用に関わる事業者と規制に関わる行政機関が、共に安全確保のためにより効果的な方策を生み出して実行に移す努力を続けることが必要であり、さらにこのような努力について国民に知っていただく必要があります。
 原子力安全委員会は、専門家の立場から、科学的合理性に基づいて、安全確保のための基本的考え方を示し、改善・是正すべき点については提言や勧告を行うことによって、行政機関や事業者を指導します。また、情報公開や国民との対話を進め、原子力安全への信頼を高める努力を続けます。

原子力安全委員会について


チェルノブイリ級、先月には認識=レベル引き上げは求めず-安全委

 福島第1原発事故が国際原子力事故評価尺度(INES)でチェルノブイリ事故に並ぶレベル7に引き上げられたことについて、放射性物質の放出量推計に当たった原子力安全委員会の代谷誠治委員は12日の記者会見で、レベル7相当の非常に高い値となる可能性を先月下旬には把握していたと明かした。
 安全委は同日、推計放出量は63万テラベクレル(ヨウ素131換算)と発表したが、代谷委員はこの数値も「1週間ぐらい前に分かっていた」と述べた。この一方で「レベル設定は原子力安全・保安院の役割。レベルが上がったからといって対応が変わるわけではない」と話し、レベルの引き上げを急ぐよう保安院に求めることはしなかったとした。

時事ドットコム:チェルノブイリ級、先月には認識=レベル引き上げは求めず-安全委

原子力安全委員会の失態。ヒドイ話だと思う。
最初からレベル7として報道しないから、事態も収まりつつあると思っていた被災者もまた混乱しているんじゃないんですか。
「レベルが上がったからといって対応が変わるわけではない」というのは現場で作業している方々の話で、被災者含む国民の安全を第一に考えた発言とは思えませんね。

そもそもね、原子力安全委員会は放射線量の高い地域の住民の年間被曝限度量について、現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討とかやってるわけね。基準を変えて対応は変えないというやり方をする気なんですか?

原子力安全委員会と名のつく組織なのだから、放射性物質の放出量が63万テラベクレルと分かった時点で公表すべきです。最悪のレベル7に変わることを把握していたなら国民への対応をより厳重なものへ変えてください。科学的合理性にかけていますよ!