63万テラベクレル、放射性物質放出量
放射性物質放出量はチェルノブイリの1割 37万~63万テラベクレル
原子力安全・保安院によると、福島第1原発事故による放射性物質の放出量はチェルノブイリ原発事故の1割とみられる。大気中への放出量について原子力安全・保安院は37万テラベクレル、原子力安全委員会は63万テラベクレルと推定。レベル7の基準である数万テラベクレルを大きく上回る。
放射性物質放出量はチェルノブイリの1割 37万~63万テラベクレル : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
63万テラベクレルとかどんな次元なのかわかりにくい。

画像で見ても余計分からない(^_^;)
しかし視覚の印象だけでやばいことだけは伝わってくる。
この画像の一時間あたり1万テラベクレルというのは事故初期の頃の数値なので、今現在は数値は大幅に下がってはいます。(安全とは全く言えませんが)
ちなみにチェルノブイリの事故では放出量が520万テラベクレルだったらしい。
0~7までの8段階で評価される国際原子力機関(IAEA)が定めた世界共通尺度であるINESでは、数万テラベクレル相当の放射性物質の外部放出がある場合をレベル7と定めている。
原子力事象尺度
【レベル外】 安全性に関係しない
【レベル0】 安全上重要ではない
【レベル1】 運転制限範囲からの逸脱(95年もんじゅ漏洩)
【レベル2】 法定年間当量限度を超える従業員被爆(91年美浜2号機事故)
【レベル3】 極めて少量の放射性物質放出・10分の数ミリシーベルの公衆被爆(97年旧動燃東海事業所)
【レベル4】 少量の放射性物質放出・数ミリシーベルト公衆被爆・炉心および障壁の損壊(東海村JCO)
【レベル5】 数百~数千テラベクレル相当の放射性物質放出・炉心および障壁の大損壊(79年スリーマイル)
【レベル6】 数千~数万テラベクレル相当の放射性物質放出・炉心および障壁の致命的損壊(57年ウラル核惨事)
【レベル7】 重大な放射性物質放出・炉心および障壁の壊滅、再建不能(86年チェルノブイリ)
既に福島は63万テラベクレルの放出量なので、この表でいうレベル6の数千~数万テラベクレルはとうに超えている。
福島原発の事故はチェルノブイリに並ぶ(超える?)事故だと言えるでしょう。