全国から次々と参加校が決まったニュースが流れてきますね。
ディベートシーズンの到来を感じさせます。
というわけで、
今回も、気がついたことをちょぼちょぼと書いてみたいと思います。
特に高校について、論題が大きいことが原因だと思いますが、
議論の内容と論題の大きさがしっくりこないと感じることがありました。
外国人労働者の論題は、日本の今後100年の国家としてのあり方を考える論題だと思います。
今後100年というのは、自分たちだけでなく、自分たちの子から孫の世代まで影響を与えるという意味です。
しかも多様な範囲(法律、経済、社会、地域等)に大きな変化をもたらすことが容易に想像できるものです。
日本の歴史において、各時代特有の事情によるものはありましたが、制度自体をオープンにして、何十万人~何百万人を受け入れるという施策を採ったことはなかったように思います。
このような状況を踏まえ、プランの導入により、日本がどのように変化するか(していくか)について肯定側と否定側が本質から議論しているところが見たいと思うのが素直な心情です。
(この点は、例えば、深刻性・重要性の議論とか内因性とかで現れるように思います。
このあたりの議論は、労働市場、ひいては国民のあり方を根本的に転換する可能性がある施策を取るべき原因(内因性)や理由(深刻性/重要性)に関連してくると考えられるからです。
そこから、場合によっては、プランを導入すること自体にメリット/デメリットがある、と主張するやり方が出てくることも考えられます。まあ昔からよくある方法ですがw)
出場校は、恐らく上記のようなことを議論した上で、
メリット・デメリット比較方式のフォーマットに議論を落とし込んで試合をしているんだろう、とは認識していますが、
もう少し議論していたところのエッセンスを、試合で見せてほしいなあと思う次第です。
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「日本は外国人労働者の受け入れを拡大すべきである。是か非か」
※1 日本国内に事業所を置く機関との雇用契約の締結のみを条件とした日本国内での労働を認める在留資格を新設する。
※2 雇用契約の締結先機関及び国籍による受け入れ者の制限、受け入れ人数の制限を行わない。
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