中学卒業後に社会人となり、バリバリのスペインシェフとして活躍している番組を見た。

中途半端なことが嫌いで徹底的(悪さも)にやり抜く性格だ、と両親は話している。

 

社会人として働く中、10代後半で転機となる人と出会い、食への道へ入る。

自身のDNAのスイッチがオンになり、各店舗で頭角を現していく。

そして言葉もわからぬままスペインに渡り、無給で働き成功して東京に店を持ち、

再度やり残したと言って、バルセロナで店を持つ。

当地の家庭料理を始め、スペイン全土の料理を「自国のシェフより旨い」

と現地の人をうならせるほどの有名店となっている、そういう内容だった。

 

女の子1人の30代の父親。

この番組の取材だけでは窺い知れないが、

言葉に尽くせぬほどの苦労や努力をされて来た事だろうと勝手に推測した。

だが、とてもすがすがしい顔をされている。

 

高校そして大学と進学するのが普通になっている今日。

私もその1人として、

平準化された個性と屁理屈・個人の権利だけは主張できる人間として社会に出た。

ほんとに恥ずかしいと感じる。

 

かっての日本は少年期から家の手伝いをさせられ、専門性を身に着けて社会に出た。

口よりまず技術を覚えることだった。

高等教育が悪いわけではないが、それを受ける度合いに応じ、

古来から受け継いできた日本人の特徴であるDNAを放棄しながら、

自己中心的な大人になっていくような気がする。

そしてみんなが評論家と化した。