前回、日本人の脳の特殊性と日本語の特性について書物を紹介したが、
言霊で面白い例が海外にある。
15世紀後半、ハプスブルグ家当主フリードリッヒ3世は神聖ローマ帝国皇帝でもあった。
気弱で、戦を好まず、のらりくらりで対処してしまうのですこぶる評判は悪かったそうだ。
しかし、当時諸侯たちはフリードリッヒを彼らの思う通りに操れると考え、
彼を皇帝に選んだのだ。
ところが不思議なもので、政敵が次々に亡くなり、
結果領土を拡大していった。
それまでのチロルの小領主ハプスブルグ家はヨーロッパで絶大な勢力となる。
ところで、フリードリッヒはあちこちの地で、AEIOUという謎の文字を残している。
研究者の説では、「世界はオーストリアのもの」の頭文字が通説らしい。
が、言霊を知っている者から言うと、
あれは謎ではなく、言霊あ・え・い・お・うだと。
さらに、驚くようなことが・・・