コロナ禍に関係なく、転職市場は昔に比べると
大きく成長しましたし、転職の抵抗感がなくなり
年齢に関係なく、多くの労働市場の流動化が
顕著になっています。
人材会社の乱立含め、異業種の参入が多いのも
その証左のひとつでしょう。
ここで、最近「かっぱ寿司」の話題にあがっている
前勤務先からの情報漏洩に関連する事案が
増えているようです。
転職時に軽い気持ちで営業先データや勤務先
企業の会議資料(売上等機密データが記載されて
いるようなもの)、顧客との取引履歴などを
転職先への”手土産”もしくは自身の営業材料や
立場を守るための材料として持ち出す人が
意外に多いのです。
PマークやISOを取得している企業は情報管理が
厳しいので、教育含め実施されていると思います
けども、それでもこのような事案は後を絶たない
のです。
そして、当事者の多くがほとんど罪の意識を
持つことなく行動に移しています。
法的な論拠や裏付けなどは専門サイトに譲り
ますが、弁護士と話をしていると実に多くの案件
が持ち込まれ、意外と言っては失礼ですが、
比較的多くの事案が立件されています。
民事および刑事双方からの訴追になるので、
原告側の準備は相応の苦労が伴いますが、企業の
重要な財産である機密データやノウハウ、そして
経営情報の漏洩は看過できないのも事実です。
多くの経営陣が厳しい態度で臨むのも当然です。
同業を渡り歩くような方は特に注意しましょう。