こんにちは。
早いもので2月に入り、3月決算の企業は決算月にむけて
追い込みが激しくなるころでしょうか。
当社は12月決算なので、年次を締める作業が佳境、という
感じです(^^;
さて、今日のテーマは「採用面接で感じること」です。
新卒の場合、前職のキャリアがありませんので、学生時代
であったり、これまでの生い立ちの中で「人柄」「特性」「経験」
などを注視します。
私たちの時代(平成2.3年の就職活動)と違って、今の学生
はSNSやWebで溢れんばかりの”情報”がありますので、
企業選びもだいぶ変わった、と思っています。
が。。。。
本質的な部分は、実はあまり変わっていない、とも感じて
います。
それは何かというと、自分や主役で、当事者意識をもって
活動している学生が意外に少ない、ということです。
”情報”があふれる中、それに翻弄される部分は同情します。
しかし、当然のごとく就職するのは「自分」であって、親や
教授、ネットにあふれる傍観者ではありません。
企業研究にして、正直「浅いなぁ~」と思うことがしばしば。
本当に興味のある業界、職種であれば、今の時代いろんな
調査、分析ができるはずです。
OBOG訪問が難しなった、と言ってもSNSでの接触はまだ
沢山の選択肢があります。当然、取捨選択はご自身の
判断です。
一方で、選考する企業の「人事」はどうでしょうか。
こちらは、約30年前とは雲泥の差があるほど、学生を振るい
にかけるツールは増えていますし、選考手法自体、実に
多様になっています。
SPIや面接だけではわからないこともたくさんある、しかし、
採用だけやっている人事はほとんどいないわけで、効率も
追及したくなる。
その過程で、自社の文化や事業特性に”合いそう”な学生
の方たちと多く設定をもちたいわけです。
よく学生の方にお話しをするのですが、「人事」が学生の方
と面接をするときに、ツールとして手元にあるのは、多くの
場合次の3つです。
1:履歴書
2:ES
3:適性検査結果/成績
学生の方は、漠然と面接に臨むと”丸腰”の状態で、何を
聞かれるのか、圧迫なのか、など心配ごとが多いと
思いますが、そこを<逆手>にとるのが大事です。
つまりは、面接の場で担当者が聞きたくなるような”餌”を
まくということ。
業界によってはNGかもしれませんが、聞いてほしいこと、
自信があること、いくらでも語れるぜ!、など、人事が
喰いつけばこっちのもの、というエッセンスを網掛けや
カラーリング、イラストを挿入するなどして引き付ける。
2/3の人事はそのうち1つは喰いついてくるでしょう。
ESにしても、当社の場合昨年は1万を超えるエントリーが
あったので、莫大なESを読むことになりますが、ぱっと見
改行や句読点の雑なもの、汚いもの、などは正直スルー
することがあります。
読みたくなる演出も大事、ということです。
その点、中途の方は当然と言えばそうですが、優秀な方
ほどご自身の演出が上手ですし、引込まれます。
社会人は”頑張った”よりも”成果、実績”を重視します。
実りをもたらした人材であれば、そこに至るプロセスを
注視する、という順番です。
?な方は、得てしてこれが逆になり、その実りも抽象的。
就職においてつくづく感じるのは、社内にでる1社目の
会社はとても大切、といことです。
業界の文化、特性も関係しますが、出会う先輩、教育、
同期、上司・・・この出会いがその後の人生で大きな
礎になります。
大手、中小はあまり関係ないです。
周囲の方に助けられて、「自分」がどれだけ心身ともに
強くなり、成長したか。
これが顕著に表れるのが1社目の存在ではないでしょうか。
21年卒の就活生の方は今一度、「自分」が仕事をする、
という視点をもって、楽しんで就活をして頂きたいです。
転職したい、という方は「本当に転職したいのか?」
理由を奥深く自問自答してみてください。