演出も大事 | 子育て~夜遊び~お仕事

子育て~夜遊び~お仕事

★★★ 訪問いただきありがとうございます ★★★

51歳。ビジネスの裏側。
プライベートなお店情報。
まじめな時事論。社会情報。
多種多様にお届けします。

こんにちは。

早いもので2月に入り、3月決算の企業は決算月にむけて

追い込みが激しくなるころでしょうか。

当社は12月決算なので、年次を締める作業が佳境、という

感じです(^^;

 

さて、今日のテーマは「採用面接で感じること」です。

 

新卒の場合、前職のキャリアがありませんので、学生時代

であったり、これまでの生い立ちの中で「人柄」「特性」「経験」

などを注視します。

私たちの時代(平成2.3年の就職活動)と違って、今の学生

はSNSやWebで溢れんばかりの”情報”がありますので、

企業選びもだいぶ変わった、と思っています。

が。。。。

本質的な部分は、実はあまり変わっていない、とも感じて

います。

それは何かというと、自分や主役で、当事者意識をもって

活動している学生が意外に少ない、ということです。

”情報”があふれる中、それに翻弄される部分は同情します。

しかし、当然のごとく就職するのは「自分」であって、親や

教授、ネットにあふれる傍観者ではありません。

 

企業研究にして、正直「浅いなぁ~」と思うことがしばしば。

本当に興味のある業界、職種であれば、今の時代いろんな

調査、分析ができるはずです。

OBOG訪問が難しなった、と言ってもSNSでの接触はまだ

沢山の選択肢があります。当然、取捨選択はご自身の

判断です。

 

一方で、選考する企業の「人事」はどうでしょうか。

こちらは、約30年前とは雲泥の差があるほど、学生を振るい

にかけるツールは増えていますし、選考手法自体、実に

多様になっています。

SPIや面接だけではわからないこともたくさんある、しかし、

採用だけやっている人事はほとんどいないわけで、効率も

追及したくなる。

その過程で、自社の文化や事業特性に”合いそう”な学生

の方たちと多く設定をもちたいわけです。

 

よく学生の方にお話しをするのですが、「人事」が学生の方

と面接をするときに、ツールとして手元にあるのは、多くの

場合次の3つです。

1:履歴書

2:ES

3:適性検査結果/成績

 

学生の方は、漠然と面接に臨むと”丸腰”の状態で、何を

聞かれるのか、圧迫なのか、など心配ごとが多いと

思いますが、そこを<逆手>にとるのが大事です。

つまりは、面接の場で担当者が聞きたくなるような”餌”を

まくということ。

業界によってはNGかもしれませんが、聞いてほしいこと、

自信があること、いくらでも語れるぜ!、など、人事が

喰いつけばこっちのもの、というエッセンスを網掛けや

カラーリング、イラストを挿入するなどして引き付ける。

2/3の人事はそのうち1つは喰いついてくるでしょう。

 

ESにしても、当社の場合昨年は1万を超えるエントリーが

あったので、莫大なESを読むことになりますが、ぱっと見

改行や句読点の雑なもの、汚いもの、などは正直スルー

することがあります。

読みたくなる演出も大事、ということです。

 

その点、中途の方は当然と言えばそうですが、優秀な方

ほどご自身の演出が上手ですし、引込まれます。

社会人は”頑張った”よりも”成果、実績”を重視します。

実りをもたらした人材であれば、そこに至るプロセスを

注視する、という順番です。

?な方は、得てしてこれが逆になり、その実りも抽象的。

 

就職においてつくづく感じるのは、社内にでる1社目の

会社はとても大切、といことです。

業界の文化、特性も関係しますが、出会う先輩、教育、

同期、上司・・・この出会いがその後の人生で大きな

礎になります。

大手、中小はあまり関係ないです。

周囲の方に助けられて、「自分」がどれだけ心身ともに

強くなり、成長したか。

これが顕著に表れるのが1社目の存在ではないでしょうか。

 

21年卒の就活生の方は今一度、「自分」が仕事をする、

という視点をもって、楽しんで就活をして頂きたいです。

転職したい、という方は「本当に転職したいのか?」

理由を奥深く自問自答してみてください。