おはようございます。
今朝の日経新聞は、大手就職情報サイトの2013年向け登録受付告知
の広告が大きく掲載されていました。
経済団体などの指摘や震災の影響で、例年の10月1日から2ヶ月遅れ
で解禁になったわけですが、主に利用される大学三年生の皆さんは
一層緊張感を持たれているかと思います。
私は平成に入ってから就職活動をした「売り手市場」の生き残りみたい
な存在ですが、当時も今も基本的な就職活動観というものは変らない
ように思います。
結局、「大手至上主義」のような風潮に最後は支配されるということです。
一時期はベンチャーブームなるものがありましたが、ライブドア事件や
ITバブルの崩壊で周囲の保守的な大人たちは「ほれ、みたことか!」と
得意げにいわれ、重厚長大な安定、安心企業への就職を勧めるように
なったわけです。
しかし。
学生の皆さん。働くのはあなたです。
周囲の大人たちの権威主義や虚栄心に振り回され、望まれる就職をした
からと言って「幸せ」になる保証はどこにもありません。
現に、当時私が就職活動をしていたときの大手有名企業の大半は合併
して社名が消えたか、倒産したか、ファンドの傘下に入っています。
働く“あなた”が、自らの意思で決断し、行動した結果には自分で責任を
もち、踏ん張れますが、他人の意思を反映した結果は得てして不幸に
なります。
“あなた”の気持ちや夢を大切にして、情報をうまく使いこなすことを切に
願います。
決して、情報に使われないように・・・