人により期間は変わりますが、新入社員の顔つきや表情が
入社したときのそれとはガラっと変わって見えるようになる
瞬間があります。
ボーっとして何を考えているのか分からない顔つき、何か
気合が入っていない雰囲気が漂う表情、不安や戸惑いや
遠慮が見え隠れする感じに、周囲はつい「学生気分が抜けて
いない」と不満に思ってしまいますが、しばらくすると多くの
新人達は顔つきが変わって、何となく「それなり」の雰囲気が
表情に感じられるようになります。
日大の芸術学部教授で、国際パフォーマンス研究所代表の
佐藤綾子先生の著述によれば、「話す自信と喜びが、顔の
表情筋をぐんぐんと引っ張って動かす。
(中略)相手から学ぼうという気持ちのある人も、顔の表情筋
がイキイキとよく動く。」のだそうです。
顔には表情筋という筋肉が30ほどあって、それが表情を左右
するのだそうで、表情筋を動かすのは自信と喜び、学ぼうと
する気持ちなのだと(簡単に言えば)おっしゃっています。
自信・喜びと学ぼうとする気持ちを呼び起こせば、社会人の
顔つきに変えることができるということです。
よく「早く成功体験を積ませたい」という言葉を聞きますが、
成功体験によって自信や喜びを感じてもらおうということです
から、非常に近い発想です。
しかしながら、新人が業務で成功体験を積むことは簡単では
ありません。
普通は結構な時間がかかるでしょう。
平成4年頃だったでしょうか。
若手で宴会芸を披露したとき、先輩社員たちが偉く喜んでくれ
大いに人気が出た記憶があります^^;
それ以来、少し緊張や構えた気持ちが解けたように思います。
仕事でなくても、表情筋が動くようになるきっかけを与えることは
できるという事例です。
※最近は、あまり宴会芸なんかを強要するとパワハラで訴え
られることがあるそうです・・・
アホくさ・・・ (失礼)
★この人もいつも笑顔だといいのにね・・・(笑)