1:完ぺき主義をやめる(時間を決めて仕事をする)
仕事に時間がかかりすぎている人が陥っている罠に「完ぺき主義」
ということがあります。
若手社員ほどそうですが、たいがい一人で自己完結はせず、
自分が作った原案で先輩社員や上司に見てもらったり、
ディスカッションすることを通じて磨き上げるというプロセスを踏む
のが一般的だと思います。
先輩や上司によく見られたい、評価されたいという気持ちが強す
ぎると、たたき台でしかない自分の原案の完成度にこだわりすぎて
しまうわけです。
例えば、1時間でそのことを考えようと決めた場合に、時間内に
60点のできになったとします。
後30分かければ100点になるのであれば、延長して取り組めば
いいのですが、30分長く取り組んでも70点にしかならないので
あれば、60点でいいから先輩や上司の力を借りて、追加の30分
は他の課題のために使うほうがいいかもしれません。
時間を切って、その範囲でものごとを進める癖をつけなくては
なりません。
100点満点を狙おうと思うと、いくら時間があっても足りません。
2.すぐできることを「行動に移す」癖をつける
仕事の遅い人を見ていると、優先順位を決めることはいいが、
馬鹿正直に優先順位一番から愚直に進めて、膨大な時間が
かかってしまい、他の「やればすぐにできること」を滞らせて失敗
していることが多いようです。
例えば、誰かに電話でお願いごとをするとか、期限がまだ先の
アンケートだとか、体裁を整えてもう提出するだけになっている資料
だとか、一瞬にして片付けられる仕事が色々あるわけですが、
そうしたものでも後にズルズル溜めていくと、ちりも積もればナントヤラ
ですし、期限がまだ先のことだと思っても、簡単なことほどうっかり
忘れてしまったりするものです。
優先順位が高くないことであっても、その場でやってしまえば済む
ことは、溜めてタスクリストに載せていないで、その場で解決する。
「起こった瞬間に片付けてしまう」ことを基本にしましょう。
小さなことをすぐやらずに、いつも一呼吸おいている人に仕事の
できる人はあまりいないように思います。