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先日、とあるセミナーでこんなことを耳しました。

私なりの解釈を交えてまとめてみます。



食わず嫌いをやめる


これから、将来のために自分の幅を広げることを考えたときには、
今日明日すぐに仕事に役立つことばかりでなく、これまでの自分
の興味関心の枠から外れた世界の学びに挑戦することも必要。
自分の興味関心の輪を広げていく活動には、普段よりもよけい
にエネルギーが必要ですから、何もしないと人は昨日までと同じ
日常を送ってしまうことになります。


未知の分野への思い切った挑戦が、思わぬ自分の才能を発掘
することにつながったり、新しい出会いを創出という副産物を生ん
だりするのです。


だいたいあまり好きではなかった分野のことも、やってみれば単に
「食わず嫌い」だったということも少なくありません。
食わず嫌いというのは、一番初めに食べたときに、イヤな印象を
持ってしまった食べ物なわけですが、たまたま調理方法が悪かったり、
体調の悪いときに食べた物が嫌いなものになったりするものです。
一度「これは自分の興味に合わない」と烙印を押してしまった分野
のことであっても、違う視点から見てみたり、思い切って体験して
みたりすると案外いい場合も多いものです。


学びに関しては、必要な知識を身につけるまでのハードルが高い
ために敬遠し、いわば食わず嫌いになっている人もいると思います。
食わず嫌いをやめて、挑戦する気持ちを持って少しでもいいから、
色々な分野に触れてみることが自分の幅を広げるチャンスを作って
くれるのです。


自分の体験で言うと、今現在仕事にしている人前で話すことや、
経営者のコミュニティづくりなどへの挑戦は、元々は苦手分野であり、
あえて挑戦していく中で開拓した世界でした。
必要に迫られて、ということにはなりますが組織・人事の世界のことも、
元々は苦手分野でしたが、人事部門の責任者に異動したことを
きっかけに学び、体験し、造詣を深めていったものです。
どれもこれも苦手だったことを考えると、正に食わず嫌いということ
だったのかもしれません。


異分野の学びに関しては、先取りして学び続けてきたのはパソコンと
インターネットの世界です。
WINDOWS95の時代からネットの世界に触れ、使いこなすことに挑戦
してきました。
同世代の中では、長じているほうではないかと思っています。

食べ物でも、学びの分野でも、「食わず嫌い」というのは人生の大いなる
機会損失かもしれません。




続ける価値を知る


学びは、「これぞ」と自分で決めたら、とことん続けなくてはなりません。

WEB2.0で著名なコンサルタントの梅田望夫氏は、著書の中で次の
ように言っています。

「学び続ける意思は未来を切り開く」


「優れたアントレプレナーに共通する特徴は、人生のある時期に、たいへん
な集中力と気迫で新しい知識を確実に習得しているということです。

貪欲なまでに強烈な意思を持って、自ら切り開いていく。好奇心旺盛な
アントレプレナーたちは、不確実な未来にいかようにも対応できるよう、
徹底して“学び続ける意思”を持っているのです」

梅田氏の言葉を、学び続けることなしには、未来を開くことができない、
と裏返しでとらえても正しいと思います。


たいへんな集中力と気迫で、新しい知識を確実に習得するべき「人生の
ある時期」というのはいつのことなのか?

40代50代になって、新しい知識を次々習得しようと思っても難しい。
20代30代にこそ、その「人生のある時期」である。

特に20代のスタートラインに立つ時に「学びの癖」を自分自身につけること
が、その先の成長のために極めて重要なことだと思います。