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先週末、無事にイベントを終えました。

長きに渡り、準備とリハに全ての時間をつぎ込んできたわけですが、

終わってみるとあっけないものです。

今回は改めて「準備」の大切さを認識しました。


さて、その中でも「約束を守る」ということの大事さを痛感してます。


「約束を守る」については


・ 時間を守る
・ 納期を守る
・ 言ったことはやる


の3つがポイントだと思います。

① 時間を守る

入社すると「タイムイズマネー」という考え方を、仕事を通じて教え

込まれますね。

取引先とのアポイント。
会社の会議の開始時間。
何かを届ける約束。
さまざまに約束した時間を守ることが、仕事の最低限の基本という

わけです。

最初は、緊張感を持って教えを守っていても、決まって次第に

ルーズになっていくわけですが、その原因は「朱に交われば赤くなる」

ということです。

地方では県の名前をつけて「○○時間」などと言ったり、会社の

名前をつけて「○○時間」などと言って、遅れるのが当たり前に

なってしまうということがあって、それに染まっていくということも起こります。
しかし、身内ではそれでよくても、信頼関係の必要なビジネスでは、

甘えは許されず問題になってしまうことになりますね。

なぜ人は時間を守らなくてはいけないのか?
そのことのつきつめが足りないので、すぐに気持ちがゆるみ流されて

しまいます。


遅刻常習者に「電車遅れ」ということを遅刻の理由にする人がいます。
ある程度の人数のいる職場であれば、必ず一人や二人しょっちゅう

「電車遅れ」で遅刻する人がいます。

その人が使っている路線だけがいつも電車が遅れるのも不思議なこと。
どの路線でも電車は遅れることがありますが、ちゃんとした人はそれを

織り込んで余裕を持って自宅を出ているだけのことなんですよね。

こういうことには、ある傾向があります。

色々な理由をつけて遅刻しがちな人、そして会議に遅れてくることが

多い人は、実は大して忙しくない人
本当に忙しい人は、きちんとした時間管理をしていることが多い。
忙しい人ほど時間を守り、その信用で仕事が増えていっているもの

だからです。

たまに「俺は人より忙しいんだから遅刻しても許される」とでも思って

いるように、忙しそうにしていて時間に遅れる人がいますが、心配要り

ません。そういう人は、もうすぐ信用を失い仕事を失って、楽になれます。


② 納期を守る

【仕事の三原則】

仕事の「守る」三原則は、「品質を守る・納期を守る・コストを守る」。
この3つのバランスを取ることが、信頼を勝ち得るためにとても重要です。

某牛丼チェーンのキャッチフレーズ「早い、うまい、安い」が一世を風靡

しましたが、けだし名言です。

どんなに品質がよくても、納期を守れなかったり、作るのにお金をかけ

過ぎて利益が出せないのでは意味がありません。
納期を前倒しで納品できたとしても、「早かろう悪かろう」では、喜んで

いただけません。
どんなにコストを抑えても、「悪かろう遅かろう」では、誰も買いません。

どれをとっても大切なのですが、現実の仕事の場面において、最も多い

失敗は、品質にこだわり過ぎ、100点を目指すばかりに納期を守れないこと。

これを「完ぺき主義の呪縛」と言うのですが、完璧を目指す姿は美しく尊い

ことなのですが、期限に間に合わない芸術品ほど役に立たないものもない

ということなんです。

(100点満点ではないとしても)合格点の品質とコストを保ちつつ、きっちり

納期を守るのが、プロの仕事です。


【納期のないものは仕事と呼べない】

仕事には必ず納期があります。
納期の決まっていないものは、仕事とは呼べません。

時々、「いつでもいいからやっておいてよ」とか「急がないから・・・」という言葉つきで

先輩や上司から指示される仕事があります。
こういう仕事ほど気をつけなければいけませんね。

これは“仕事のできる人”のひとつの特徴なのですが、「いつでもいいから」とか

「急いでいない」という仕事ほど、早く仕上げ納品する、という特徴です。
仕事のできる人が、こうした仕事を先に済ませるのには、3つの理由があります。

・ 納期のない仕事をそのままにしておくと、ほぼ100%着手せず、そのままになる。
・ 「いつでもいい」という仕事は簡単に見えることが多いが、それを放置すると、

  最後にはそれが塊となって、自分を束縛することになってしまう。
・ 依頼主が単に「いつでもいい」と言っているだけで、往々にして納期のない仕事

  の中に、実は大事な仕事が埋もれていることも少なくない。

特に、大事な仕事ほど細分化されずに、「納期が決まっていない」ということが

あることには、注意が必要です。
仕事の納期には、「本当に顧客に最後に納品する期限」と、「いついつまでに仕事

を仕上げる」という仕事の完了期限の二つがあるわけですが、仕事を早めに細分化

して、それぞれに自主的な完了期限を決めて取り組まなくてはなりません。

【納期を守るための3つのポイント】

納期を守る、の最後に、納期を守るための3つのポイントをあげておきましょう。

・ 遅れは週内に取り戻すことを習慣化する。


仕事の遅れを「取り戻すリズム」を持つ必要があります。誰しも多くの仕事を抱えて

いるものですから、スケジュールどおりに進まないほうが当たり前なのです。
遅れることは当たり前なのですが、その遅れをどこで取り戻すかで、仕事ができるか

どうかが決まります。できる人は、一週間の周期の中で遅れを取り戻すリズムを

持っています。


・ 遅れを一人で抱え込まない


遅れた時に、自分だけの力で何とかしようという中途半端な責任感が傷口を広げます。
納期に遅れそうなときに「どうしたら遅れを取り戻し間に合わせることができるか」を自分

で考えて取り組むことは重要ですが、責任は自分にあると最期まで一人で抱えて、

結局納期に間に合わないのでは意味がありません。

同僚・先輩・上司、時にはそのまた上司、あるいは社外の専門家の力を借りることに

まで視野を広げて、納期を守ることが何よりも優先すべきことです。


・ 後の工程への想像力を働かす


「この仕事の納期が遅れることで、その次の工程に迷惑をかける」ということがあります。

それ単体で存在している仕事というのは多くなく、だいたいがいくつかの工程の集合で

仕事ができています。

納期に遅れて自分が困ったり、立場をなくしたり評価を下げたりするだけならまだいい

のですが、後の工程がある仕事の場合は、それを担当している人にしわ寄せが行くこと

になります。
後の工程へのしわ寄せにも想像力を働かせて、何としても納期厳守の仕事を。

③ 言ったことはやる

【必ずやる人に仕事は集まる:職場の市場原理】

結論から先に言いましょう。
「やると言ったことは必ずやる」という信頼感のある人にしか、仕事は集まりません。

並べてみましょう。

A:「あいつは、やると言ったことは必ずやるヤツだ」
B:「あいつは、やると言ったことをたいていやらずにすますヤツだ」

職場にも市場原理というものがあるんですね。
必ずやる人に仕事は集まり、放置する人には誰も仕事を頼みたくありません。
流行語になっていると思いますが「二極分化」がここにも起こってくるということ。

「言い訳上手」な人っていますよね。
できなかった理由を挙げさせたら天才的。日本一というような人。
決めたことをなかなかやらない人は、最初から自分への言い訳を用意しているもの。
人に言われて嫌々やっていることならともかくも、自分で決めたことぐらいは、とことん

最後までやり抜かなくてはいけません。

できない理由をどれだけ並べても、自分の中でどれだけ上手に正当化しようとしても、

それは自分で自分を慰めているに過ぎません。
仕事が進んでいない、終わっていないという状況の解決にはなりません。

【自分との約束】

人との約束を守ることが大切なのは言うまでもないことですが、自分との約束も

守らなくてはなりません。
誰が決めたことでもなく、自分で決めたことを諦めたら自分に嘘をついたことに。
やり遂げずにそのままにするということは、逃げること。


一度逃げたら、次もまた逃げる。


逃げることを繰り返していると、自分で自分が信じられなくなる。
本当に仕事のできる人になるには、最後には自分で自分を信じられる人に

ならなくてはいけない。
自分で自分を信じられる人になるためには、自分で決めたことをやり遂げることを

続けることしかないです。




ながーくなりましたが、いろんな人と仕事をしていると反面教師も含め、自分の

指示の甘さにもよく気付かされます。

そんな意味でも今回のイベントは大きな資産と共に勉強になりました!